最近のできごと

2024年の活動

第81回岡谷市民音楽祭

前日の大雨がすっかり上がり秋晴れの11月3日文化の日、令和6年度の市民音楽祭がカノラホールにて開催されました。
~愛情あふれる手作り音楽祭へようこそ!~ のタイトルのもと、第1部・第2部に分かれ26団体が出演し、
カノラ少年少女合唱団員の元気でしっかりした司会進行で、
全体合唱の♪ロマン・ロマン♪と岡谷賛歌「浪漫街道」で演奏が始まりました。

ステージは3歳位のお子さんのバイオリン演奏から80代の合唱の方々まで、
幅広い年齢の出演者にまさに世代を超えた愛情あふれる音楽祭でした。
小学生は素直な歌声や楽器演奏で、かわいらしく元気な音楽劇、5人で立派なリコーダー演奏を楽しみました。
中学生は躍動感ある吹奏楽や素晴らしいハーモニーを聴かせてくれて、
一般の団体は毎回聴けることが楽しみな団や
音楽祭特別編成の「ごちゃまぜウィンドオーケストラ」の皆さんの息の合った演奏を楽しむことが出来ました。

合唱や今回初めて出演の「歌いつごう日本のうた合唱団」は、ステージに溢れるほどの多人数でほっこりと、
そして、うたいつぐことの大切さ・楽しさを伝えてくれました。

女声コーラスしなのは、第2部11番目に28名で出演、
倉田さんのしなの団紹介で、黒の衣装にバイオレットのコサージュでステージへ。
曲目は10月の演奏会のプログラムから2曲。
1曲目の「秋だで」は、信長貴富先生作曲の組曲『からからと鳴る日々』の中から方言ならではの情緒を感じさせる曲です。
2曲目は「わたしが一番きれいだったとき」
この茨木のり子さんの歌詞は、戦争のさなかに過ぎて行った青春の強い思いと虚しさを詠ったものでした。
丁度、日本被団協のノーベル平和賞受賞と重なり、平和を訴え続ける大切さを表現できたと思います。
皆様から温かい拍手をいただきました。

すわびとオペラは、ピアノと楽しいMCで
4人のソリストが華やかに歌いあげて、オペラの世界に引き込まれました。

いつもながら音楽祭の多彩な演奏に文化の厚みを感じ、心から楽しむことができました。
この手作り音楽祭を支えてくださった運営委員・係の皆様には感謝感謝です。大変お疲れさまでした。
また来年も皆さんで集まれることを楽しみにし音楽祭を閉じました。



八ヶ岳合唱フォーラム2024

例年より少し遅い紅葉の木立を車で抜けて八ヶ岳高原音楽堂に着きました。
恒例の八ヶ岳合唱フォーラム2日目、信長貴富先生の講習にしなのから21名で参加しました。

練習は、岸先生のご指導による「息のルート・空間を開ける」を確認しながらの発声練習から始まりました。
午前中は、少年少女合唱団のために書かれた「ひざっこぞうのうた」より2曲の練習。
信長先生は、大人が歌うと主人公の人生観や主人公に共感した歌い方で表現できると考えていると話されました。

午後は「Transit」全4曲の練習。
それぞれ曲調が異なり、言葉の文節やリズムを使っての語り、ボカリーゼにも表情をつけて、和音の色を感じて動いてと、ご指導いただきました。
全体を通して、ピアノとの関係を多く語られたように思います。
前田先生のピアノが素晴らしく、信長先生の「ここは前田先生ならどう弾く?」という無茶ぶりにも、適確に答えられているのが印象に残っています。
指揮者とピアニストという関係で初めてとは思えないほど、素晴らしいコンビネーションでした。
また、信長先生のご指導は、「どう動いてほしいのか」、「どう歌ってほしいのか」分かりやすいものでした。

来年5月にこの音楽堂で開催される「合唱の輪コンサート」は
女声コーラスしなのと、東京フラウエン・カンマーコールさん、ブルーポロニアさんとのジョイントコンサートで、
オール信長作品の演奏会です。
合同演奏曲は信長先生の指揮で歌えることになりました。とても嬉しいことです。

帰り道、濃い霧に緊張しながら八ヶ岳をおりましたが、信長先生の音楽に浸れた幸せな一日でした。



第77回南信合唱祭

5月12日(日) 飯田文化会館にて 南信合唱祭~歌を力に~が開催されました。
私たち しなのも30名で参加、出番は7番目
4月の長崎旅行で歌った「Dona nobis pacem」を歌いながらステージに
「道化師のソネット」「長崎の鐘」を披露。

特に「長崎の鐘」は旅行で訪れた原爆資料館などでの・・・
思い出しながら、被爆者の方々への鎮魂・平和を祈りながら心を込めて歌わせて頂きました。

昨年はまだコロナの感染対策をしながらの合唱祭でしたが、
今年はいろいろ気にせず、やっと思いっきりみんなで歌うことができたのでは・・・。
各団趣向を凝らした、楽しい演奏もあり
ステキな合唱祭でした。



長崎演奏旅行

みんなでどこかに行きたいね、そしてどこかの教会で歌ってみたいね・・・から始まった私たちの
長崎演奏旅行です
<1日目>4月12日
羽田空港に集合して総勢37人で長崎空港へ。
長崎市内は、道沿いの桜の木がすでに葉桜になっていました。長崎名物皿うどんや中華料理の昼食を食べ、
最初に「長崎原爆資料館」を訪れました。

原爆投下の時間で止まっているゆがんだ柱時計、ねじ曲がった鉄骨、被爆した浦上天主堂の再現された側壁
などからも原爆の恐ろしさやその被害の大きさを感じることができたとても貴重な時間でした。
そのあとは浦上天主堂、大浦天主堂、グラバー園へ。

浦上天主堂では、被爆後ほぼ無傷の状態で発見された鐘が、今も1日3回鳴らされているそうです。
午後6時からは、ふたば合唱団と明日のコンサートに向けての練習を行いました。

<2日目>4月13日 (コンサートの様子は後編をお読みください)
コンサート後のレセプションでは、みんなで語り合い、コンサートをやり終えた幸福感と安ど感に包まれました。
ふたばさんとご一緒に歌えて本当に幸せでした。

レセプション後は、長崎の夜景を見に行くなどそれぞれコンサートの余韻にひたりながら過ごしました。

<3日目>4月14日
今日は一日観光の日。今日もいい天気!

最初は「出島和蘭商館跡」へ。出島は、江戸時代唯一西欧に開かれていた場所で、
当時の出島での人々の様子を垣間見ることができました。

出島を後にして、「長崎・天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として、2018年に大浦天主堂などとともに
ユネスコ世界文化遺産に登録された「大野教会」「出津(しつ)教会」に向かいました。

大野教会は入口に聖母マリア像が立ち、平屋建て、瓦葺きで、山の中にひっそりと建つ素朴な小さな教会で、
信者さんたちの心のよりどころとして大切にされていることが感じられました。

次は出津(しつ)教会。
「明治時代にフランス人のマルク・マリー・ド・ロ神父の設計により作られた教会で、
出津の人々が山から木を伐り出すなどして、神父と地域の人々が自分たちの力で作った、質素で、
しかしこの地域の気象状況にも合ったみんなの思いのこもった教会です。」
これは、当日私たちを案内してくださった信者さんの言葉です。
とても暖かい言葉と表情をお持ちの女性でした。

その方の「何か歌っていただけますか?」というありがたい申し出を受けて
コンサートでも歌った「Dona Nobis Pacem」を歌わせていただきました。感動のひと時でした。
その方はド・ロ神父を「ド・ロさま」と呼んでいらっしゃいました。
母国フランスに帰ることなく、教会近くの墓地に眠っているド・ロ神父は、信者さんたちの心の中に今も生きていらっしゃるのでしょうね。

昼食後、二泊三日で帰るみなさんを長崎空港でお見送りして、今晩宿泊するハウステンボスのホテルに向かいました。

ハウステンボスでは、園内奥まで移動できる船に乗ったその瞬間「Ave verum corpus」が流れたのです。
前日のコンサートで合同合唱した曲です。あまりの偶然に大喜びした私たちでした。
オランダの街並みを再現した敷地内をぶらぶら歩きながら、買い物やアトラクションを楽しみ、
すっかり暗くなった園内でみごとなイルミネーションの幻想的な光の世界に目を奪われました。

<4日目>4月15日
大雨の中訪れた「伊万里大川内山」は江戸時代佐賀藩の御用窯が置かれた地で、
高度な技術を持つ陶工たちを集め、その技術が他に流出するのを防ぐために関所を設けていたのだそうです。
山に続く一本道の両側にたくさんの陶器店が並んでいました。

お店を見て回ったあと雨を避けて入ったカフェではそれぞれ異なる絵柄の伊万里焼のコーヒーカップで飲み物をいただきした。
そして伊万里牛のしゃぶしゃぶの昼食の後、帰りの飛行機に乗るために長崎空港に向かいました。時間が経つのは早い!

羽田空港着後、ばたばたとみんなそれぞれの方法で帰途につき、その日のうちに全員帰宅することができました。
思い切ってみんなで演奏旅行に行けて、本当によかった!
お世話になった皆様、ありがとうございました。



感動‼ 白亜の長崎中町教会でのコンサート

コンサート会場となった中町教会の歴史について学習したことを紹介します。

JR長崎駅に近く、巨大な尖塔がビルの谷間から見える白亜の美しい中町教会は、
120年以上の歴史をもつ長崎を代表するカトリック教会。
明治時代、長崎市街地には大浦天主堂の他にカトリック教会がなかったため、
初代島内要助神父は殉教の歴史をもつこの長崎に、日本人のための教会を建てようと決意。
苦労の末、1889年の暮れにキリシタン大名大村純忠ゆかりの大村藩蔵屋敷跡である現在地を求めて設立しました。
教会建設のためにフランス人女性から多額の寄付を受け、フランスのパピノー神父の設計で1891年8月に建設に着手し、
1897年9月8日に「カトリック中町教会」が完成。
この日は聖母マリア生誕の祝日、26聖人殉教300年祭も兼ねた献堂式が行われました。

1945年8月9日、原爆投下により教会は外壁と尖塔だけを残して焼失しましたが、
世界中からの献金や信徒たちの奉仕によって、1951年10月その外壁と尖塔をそのまま生かし再建。
現在も教会北側の塀には被爆の跡があり、貴重な被爆遺構として長崎市に指定されています。

まずもって長崎のふたば女声合唱団の皆様には、前日の合同練習からとても温かく迎え入れて頂き、
本番に向けて和やかな雰囲気で合同曲の練習ができましたこと感謝いたします。

大聖堂の中に入った瞬間、ドーム型の高い天井と白亜の壁にそそり立つ柱、ステンドグラスから差し込む春の優しい陽の光、
祭壇中央の「ほほえみの十字架」、普段見慣れない神聖なる祈りの空間に感動で見とれてしまいました。



アカペラのミサ曲では、残響に包まれた美しいハーモニーを体感しながら、とても心地よく歌声を響かせることができました。
そして、長野県にゆかりのある曲を集めた「しなのセレクション」では、言葉が遠くまで届くよう気持ちを込めて歌いました。

合同演奏での「長崎の鐘」は今回の演奏会の為に女声三部合唱版に編曲されたとの事で、
ふたば女声さんの優しく美しい歌声と共に想いを込めて歌いました。
♬慰め励まし長崎の ああ 長崎の鐘が鳴る♬ 平和への祈りと「ふたば」と「しなの」の皆さんが一緒に歌える幸せを感じながら...

満席で400人程のお客様だったでしょうか、温かい拍手やお褒めの言葉を沢山頂きました。
目を潤ませながら聴いて下さる方も多くいらして、演奏側と客席側との一体感を存分に味わいながらの感動的な演奏会となりました。

こうして夢にまで見た長崎での教会コンサートが実現できましたことは、
ご指導いただいた先生方、ふたば女声合唱団の皆様、
聴いてくださった長崎のお客様、中町教会の皆様、各役員の皆々様のおかげであることに深く感謝いたします。

今回のジョイントコンサートを終えて、長崎の方々から多くの事を学びました。
そしてしなの団員も、さらにより良いハーモニーを目指して勉強して行かなくてはと励まされたような気が致します。



南信合唱講習会

3月10日、今日の伊那谷は、山々の残雪と晴れ渡った青空のコントラストが美しい気持ちの良いお天気!
そんな中、かんてんぱぱ西ホールにて南信合唱講習会が開催されました。
11団体から約60名が集い、しなのからは7名参加しました。
講師  唐沢 史比古先生
テキスト 混声合唱組曲
 「奇跡の星 地球」より
 この地球(ほし)に生まれて
作詞 金子 智恵子
作曲 唐沢 史比古

作曲者の唐沢先生直々にご指導頂けることはとても幸せなこと‥‥でも、
楽譜が当日配布で初見の方々多数でドキドキ!
唐沢先生の「今日の交流を楽しんで!」というご挨拶の後、音取り開始。
出だしのユニゾン部分は2人組で、その後パート練習して全体練習へ。
唐沢先生から跳躍する音への準備の大切さ、フレーズを意識して歌うこと、
詞の言葉に添った歌い方を大切にすることなどのアドバイスがあり、
団で歌う時も気にかけるポイントだなぁと思いました。

講習後半は、2チームにて分かれ、中間部の「ありがとう」という言葉が繰り返される度に熱みを増していく部分を練習して、発表。
お互いに感想を言い合いました。
良いところを褒める意見が多く、何だか良い気分〜。やっぱり褒められると嬉しいよね~!
最後の通しは他パートを意識しながら、小池さんの美しいピアノ伴奏の音色に合わせて気持ちよく歌うことが出来ました。

唐沢先生、手先だけではなく、身体全体で指揮してくださり、しっかりアイコンタクトしてくださる。
そして歌い手を笑顔へと導いてくださる。
参加出来て本当に良かったです。 なんと、5月12日開催予定の南信合唱祭で、今日の参加メンバーで発表することが決定しました!
この提案は、我らが和田会長が提案してくれました〜。
また5月に集えることが楽しみです。
今日1日、共に歌い、話し、笑い和えたことに感謝♡ ありがとう。

そうそう!講習会前にかんてんぱぱガーデン内のさつき亭でランチ。
来月に迫った長崎演奏旅行の話題に花が咲きました。
(ちょっとうるさかったかなぁ。ごめんなさいm(_ _;)m)



長野県合唱講習会

1月13日(土)小雪が舞う中、今年初の県連の行事、合唱講習会が松本のキッセイ文化ホールで行われました。
今年の講師は松村努先生。
指揮者協会の副理事長をされていて、団員の学生時代の恩師ということでした。

午前中は、先生の指導のもと
歌い始めのブレスから、言葉の重心について、跳躍前の密度の深い音の発声など具体的なご指導を受けました。
女声でいつも歌っていた曲を今回は混声で歌うので、私はかなり苦戦しました。

午後は、若手の指揮者が私達モデル合唱団に指揮をして、松村先生にみて頂く内容でしたが、
歌い手は指揮者の考えを読み取りアンサンブルを考えながら歌う事が大切!
指揮の練習は狭い鏡しかない場合、窓に向かって練習をすると全身が見えて良いなど、
指揮者ならではのお話しをされていました。

5時間という長丁場でしたが、常に笑い声が絶えない講習で、改めて合唱の楽しさを感じた充実した時間でした。





2023年の活動

第80回岡谷市民音楽祭

秋晴れのポカポカ陽気の11月3日文化の日、
令和5年度岡谷市文化祭、第80回市民音楽祭がカノラホールにて開催されました。

第1部、第2部に各13団体が出演しました。
司会はカノラ少年少女合唱団のお二人で、可愛らしく、しっかりとした進行に感心しました。
出演は小、中学生から一般団体と幅広く、小学生の愛らしい歌声や楽器演奏、中学生の素晴らしいハーモニーや吹奏楽の演奏、
一般では毎回聴けることを楽しみなお馴染みの団や、お久しぶりの方々、
今回デビューの「奏」さんは中、高生のグループ、若々しく素敵な演奏で今後が楽しみです。
また、音楽祭特別編成の「ウルトラしみん合唱団」と「ごちゃまぜウィンドオーケストラ」の皆さんも少ない練習回数にもかかわらず、素晴らしい演奏でした。
各々の多彩なプログラムを楽しむことが出来ました。

12番目、しなのの出番です。
28名、色とりどりの秋色の衣装でステージへ
まず、最年少の桃ちゃんからしなののご紹介を。
曲目は、10月の演奏会のプログラムから2曲
1曲目は「音楽の神様は知っているのだろうか?」との問いかけから始まる「繰り返す音よ」です。
音楽を愛する皆様に聴いて頂きたいなぁと選びました。
2曲目は佐原先生の「1(ワン).2(ツー).3(スリー)!」と軽快なピアノのリズムにのって「恋のバカンス」を振りも付けてノリノリで歌いました。
皆さまから温かい拍手も頂き楽しいステージでした。

今回は第80回記念企画として招待演奏があり、1部では「Ensemble(アンサンブル) BelleLien(ベルリアン)」の皆さん
金管5+木管5+パーカッションの特別編成で4曲を演奏、
それぞれの楽器の音色が響きあう素晴らしい演奏を聴かせて下さいました。

2部では「~ちょっぴりオペラをどうぞ~」と題して「すわびとオペラ旅」のメンバーから4人のソリストの方々とピアノ、MCの解説付で、
オペラの二重唱等3曲を、華やかで迫力のある歌声で、オペラの世界に引き込まれた感動のひとときでした。

今回はコロナ禍も落ち着き、マスクなしの明るい表情がステージに拡がりました。
久々に聴けた子供たちの歌声に元気をもらい、様々な演奏を聴き、また歌えたこと、嬉しく大満足の1日でした。
この催しを支えてくださった運営係の方々の細やかな心配りに感謝申し上げます。
市民音楽祭が80回を迎えたこと素晴らしいですね。
この岡谷で活動出来ることを誇りに思います。
この集いが末永く続きますよう願っております。
皆様、また来年もお会いしましょうね。



八ヶ岳合唱フォーラム2023

10月18日(水)晴天の中、今回は佐原先生を含め9名で参加してきました。
今年の講師は信長貴富先生。

始めに岸信介先生の発声練習がありました。岸先生のお元気なことは相変わらず。
今回の発声練習の中で特に心に残ったのは、「富士山の頂上は一つだけれど、そこまでのルートはいろいろある。
各自今までに、いろいろ教えられた事を、自分で考えて自分なりのルートで頂上を目指す事が大切。」という言葉でした。
これって、佐原先生がいつもおっしゃっている事ですね・・。

今回の課題曲は7曲でしたが、どの曲も音もハーモニーもリズムもさほど複雑ではなかったこともあり、しっかり譜読みをして、参加しました。
また、今回の参加者の中には、すでに課題曲を歌った事のある方も多く、音取の時間は一切なく、初めから最後まで、曲そのものに集中出来ました。
信長先生ご自身が指揮をされながら、フレーズの作り方や曲の情景や気持ちのもって行き方、感情を表す声(暖かな声とかキラキラした声等々)を出すこと、
ピアノと合唱との関係性など、作曲家が詩をどうとらえて作曲したのかよくわかるご指導でした。
私もしっかりと作曲家の意図を汲んだ歌い方が出来たと感じています。

お昼休みは天気も良かったので、音楽堂前の芝生でお弁当を食べました。

午後のはじめに、本日の参加団体の紹介と、来年5月22日に行われる、第12回八ヶ岳合唱の輪コンサートの告知がありました。
このコンサートには佐原先生ご指導の川岸女声コーラスの皆さんが参加されます。
この日の課題曲より『からからと鳴る日々』(阪田寛夫作詞)から「さくらさくら」と「からからと鳴る日々」、「祝ぎ歌(ほぎうた)」、『今日はこのままおうちにいて』より「夕焼け」を合同で歌うとのことです。
4曲とも、とてもいい曲です。特に“夕焼け”は、悲しみ、優しさ、温かさを感じる詩と素敵なメロディーの泣けてくる曲です。
ぜひ、多くの方に聴きに行って欲しいと思います。

紅葉の始まった八ヶ岳と遠くに見える富士山を眺めながら、充実感に満たされて家路につきました。



第76回南信合唱祭

6月11日(日)に長野県伊那文化会館で行われた第76回南信合唱祭に参加してきました。
2019年の第75回以来、コロナ禍で開催が見送られてきたので4年ぶり、久しぶりの南信合唱祭となりました。
参加した合唱連盟所属の15団体はどこも思い切り歌える喜び感じさせるような演奏でした。
コンサート活動も以前のように制限なくできるようになったためか、
演奏会の告知をする団体は、我々 しなの も含めて6団体ありました。
また、声楽アンサンブルコンテストの全国大会に出場した箕輪中学校の合唱部が招待演奏を披露してくれました。
地域の子供たちの堂々と歌う姿を頼もしく感じました。

私たちは千原英喜先生の「日本、とこしえに美しく」から「Agnus Dei」と、
朝ドラのテーマ曲だった「若い広場」を演奏しました。
「Agnus Dei」は、神様に呼びかけるように、2曲目の「若い広場」は雰囲気を変えて振りをつけて歌いました。
どちらも秋の演奏会で歌う曲目なので、曲の間に会長と技術部長がチラシを掲げて演奏会の宣伝もしました。

合唱祭の終わりは全体合唱で唐沢史比古先生の「ステージ」歌いました。
再び南信の合唱仲間が集まって、いっしょに歌ったり、聞きあうことができるようになった久しぶりの合唱祭でした。



南信合唱講習会

前日に高遠城址公園の桜の開花宣言がでたのですが、冷たい雨の降る少し肌寒い日、
伊那かんてんぱぱ西ホールで開かれました。
南信各地から50人ほど集まりました。
顔をあわせるのが、何年かぶりで、「お久しぶりですね」という声があちらこちらで聞こえました。
講師は、唐沢史比古先生。
いつもの軽快なトークで私たちにアプローチしてくださいます。

「うたうこと」という唐沢先生の楽曲を使って、まず、合わせることから始めました。
斉唱の部分を使って、拍を取りながら歌のメロディーのリズムを打つ、なかなかスッキリ合わなかったのに驚きました。
その部分の音取りが終わると、2人で聞きあいながら歌い、
次はその2人が別のペアと組んで計4人で合わせる事をゲーム的な感じで行なったものだから、汗をかきました。
でも、楽しくできました。

休憩時間には、この時期にピッタリの「春よ、来い」のフルート演奏があり、とても癒されました。
「うたうこと」の音取りが全て終わると、子音の歌い方、母音の動き、言葉を歌う、歌詞の内容を考えてイメージの共有、のお話がありました。
気がつくと、いつも佐原先生から教えていただいていることとリンクしていると感じました。
3時間という長丁場でしたが、とても楽しい時間を過ごしました。





2022年の活動

オペラ『御柱』公演

御柱イヤーを締めくくるもう1つの御柱
「オペラ御柱」の公演が11月27日(日)カノラホールで開催されました。
団からは合唱指導の佐原先生と村人役で6名が参加しました。

今回はコロナの流行で練習が中止になったり、本番を迎えられるのか不安な時もありました。
立ち稽古に入ると往生際悪く握りしめていた楽譜を、いよいよ手放すしかありませんでした。
今回は、自分で考えて動く事をより一層求められました。
そのため人物や、曲の表現を自分なりに消化して稽古するようになったと思います。
私は、ソリストパートを歌いながら合唱指導して下さるマエストロとの練習、
ソリストさんのお茶目な一面が見られる練習が、とても楽しく大好きでした。
子ども達の歌や動きに感心しました。
それぞれのピースが集まり、オケが入り、次第にオペラ全体が姿を現わします。
衣裳をつけ、引いた事も無いアイラインまでばっちり描いて、見慣ぬあなたは誰?!別人28号発進です。

心が震える壮麗な木遣が響き本番が始まります。
客席は3階までお客様がいっぱいです。
練習からゲネプロ、本番と進むにしたがって、ソリストの方々は歌も演技も増し増しになってきました。
私は紗幕の奥で、目前にいらっしゃるクサミチ様、モレヤ様にドキドキでした♡
(前回は「得策!」今回は波動砲のような「ヤマト!」が一番)
いつも思うのですが、本番ってすぐに終わってしまいます。
オペラを観て下さった方々から、「合唱すばらしかった」と言っていただき、とても嬉しかったです。
この大変な中でしたが、一緒に歌う仲間が居ること。
オペラが仕上がってゆく過程の楽しさ。たくさんの皆様と共有できた時間と空間。
どれも大切な宝物になりました。
そして公演を支えて下さったスタッフの皆様に心から感謝です。

さて、進化を続ける「オペラ御柱」は次回、どんな姿を見せてくれるのでしょうか。
里の子が風の精に、風の精が村人の役に成長してまた会えるかな。
団員の娘さんが歌い手から映像の担当になってオペラを作り上げたように、
今までとは違う形で参加しているかもしれません。
親子で参加した団員や親子孫の3世代で参加した先生。
すてきな事ですね。
皆で作り上げてゆくのが魅力のオペラだと思いました。
今回観てくださったあなた!
次回は是非ステージでご一緒しましょう!



第79回岡谷市民音楽祭

2022年11月3日(木)文化の日 岡谷市カノラホールで市民音楽祭が開催されました。
晴天に恵まれホール周辺のドウダンツツジも真っ赤に色づき実に鮮やかでした。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で内容も少し縮小されましたが、
3年ぶりの開催となりました。
第1部9団体 第2部8団体の演奏プログラム構成で、
子供から大人まで合唱あり器楽ありでバラエティーに富み、
久々に皆で音楽する楽しさ感動を分かち合うことができました。
コロナ感染の影響で直前に出場キャンセルの団体もありましたが、
とにかく無事に開催され「女声コーラスしなの」も参加できたことに感謝です。

私たちは第2部のNO.6、6月演奏会の曲目より信長貴富編曲「江戸の子守唄」
GReeeeN作詞作曲・浅野由莉編曲「アイノカタチ」の2曲を
ホールの響きを感じながら歌いあげることができました。
何より好評だったのが、黒の上下に煌めくアクセサリーのドレスコード。
「しなの」世代と円熟した歌声とが相まって、シックで上品にまとまったようです。
「アイノカタチ」では出だしのハプニングもありましたが、誰にも気づかれずにさらりと流したところが、
これもまたステージ慣れした「しなの」の凄いところ。(自画自賛)

カノラ少年少女団員による司会進行が初々しく素敵でした。
NO.1消防音楽隊の赤と黒のユニホームかっこよかったです。
「負けないで」は会場の手拍子と共に思わず一緒に口ずさんでしまいました。
NO.2カノラ少年少女の明るい歌声に元気をもらいました。
シスターや神父さまのダンスとても可愛らしかった。
NO.3小井川小学校3年生、習いたてのリコーダー合奏音色がそろって綺麗でした。
NO.4歌い人ごんべの子供向けの選曲、とても楽しく聴けました。
ソフトな歌声が心地よく響きました。
NO.5北部中合唱部の皆さん、中学生らしい爽やかな歌声でした。
NO.7カノラータの「ファランドール」息の合った演奏でフィナーレを飾ってくれました。

運営委員や係の皆さん、感染対策を取りながらの企画運営大変お疲れさまでした。
無事開催できたことに感謝でいっぱいです。
来年度はコロナが終息し、皆で集い心置きなく音楽を楽しむことができるよう願うばかりです。



八ヶ岳合唱フォーラム2022

10月26日 八ヶ岳高原音楽堂で開催された合唱フォーラムに12名で参加してきました。
講師は なかにしあかね先生
テキストは先生の作品より
「すみれ色のありがとう」
「森のおきゃくさま」
「大地の詩」の3冊でした。

2016年6月の女声コーラスしなの第14回演奏会では、
なかにしあかね先生作曲の「伝言」を先生のピアノ弾き振りで披露しました。
この曲は、しなの の団員たちがこの八ヶ岳高原合唱フォーラムで先生に出逢い、
一目惚れしたことから生まれた作品でした。
先生との再会に心躍らせながら車を走らせて、八ヶ岳の麓へ・・・。
高速を下り、八ヶ岳高原音楽堂に近づいた橋からは、雲一つない青空と紅葉・うっすらと雪化粧した八ヶ岳を見ることができ、
それだけで堪能できるほどの景色。
さらに進み、音楽堂近くの道路では鹿の群れ にも遭遇。外気温は、3℃。
音楽堂周辺の溶けずにいた雪とくっきり見える富士山が出迎えてくれて、講習が始まりました。

ステージ上で先生が弾くピアノ「スタインウェイ」は、購入後一ヶ月の新品でした。
身体をほぐした後は、発声がわりに「すみれ色のありがとう」
この作品は、このフォーラム総合監修の岸信介先生喜寿のお祝いに作曲された曲。
「長く生きていれば、感謝の種類も多くなる」と、この曲に対する説明がありました。

そして、声の出し方は、今の一番良い響かせ方で。
年齢、体調、など、その時の身体のありようで、その時々の一番良い響かせ方があるからそのようにして、との指導。
その後も、それぞれの楽曲について、詩・詩人の背景に関する解説。楽曲への想いを語っていただく中での歌唱指導が続きました。

身体の使い方や、曲に対するイメージづくりを指導されると、響かせ方も変わり、合唱が変化していきました。
「意識の持ちようや意識の向かう方向性によって、合唱が変わってくる。
これも合唱の醍醐味。」と、先生がおっしゃっていた通りでした。

2016年の早春から初夏にかけて、諏訪湖畔にある諏訪湖ハイツで指導していただいた日々も、
蘇ってくるのを感じたひとときでもありました。
分かりやすくて、ユーモアにあふれ、ほめておだてて、時に辛口に進んでいった講習でした。

「4分間の演奏では、
演奏が始まってから終わるまで余韻を含めて、人生の大事な4分間をいただき、そこにどのように非日常を創れるか。そこを考えて。」
と、おっしゃった先生の言葉が、印象に残っています。

おまけに、豆知識。
「カンニングブレス」現在、学生さんたちはこのマイナーな単語は使わず、
「思いやりブレス」というのだそう。
今回、初めて知りました。



八ヶ岳合唱の輪コンサート

5月19日(木)新緑に囲まれた [八ヶ岳高原音楽堂] で、2年の延期を経て開催された
【八ヶ岳合唱の輪コンサート】に参加してきました。

今回は10周年という記念すべき年であり、
また第1回に共演した仲間と再び集ってのコンサートです。
〈アヴィス〉〈しなの〉〈たまゆら〉の3団体が頭文字をとって【あ し た コンサート】と銘打って初めて集ってから10年あまり...
改めて、またこの場所に戻ってこられたことへの喜びと感謝の一日となりました。
感染対策等に注意を払う中、遠くまで足を運んだくださった100名あまりのお客様の前で、
合同演奏3曲を含めた全20曲ほどをお届けしました。

コロナ禍の中、どの団も満足のいく練習はできなかったことは想像でき
楽しみ反面、不安も抱えての久しぶりのステージです。
今回、主催者をはじめスタッフの方々のご尽力に加え
多くのお客様に支えられて演奏する事が叶いました。
最後には全員で『花は咲く』を歌い、心ひとつに暖かい気持ちで2時間ほどのステージを無事終えることができました。

改めて、1人ではない声を重ね合うコーラスの素晴らしさを再認し、歌える事の幸せを満喫した一日でした。




2021年の活動

久しぶりのホール練習

11月27日に、松本市音楽文化ホールでの練習がありました。
本来であれば、この日この場所で本番を迎えていたのですが、
残念ながら来年に持ち越しとなりました。
響きが素晴らしいこのホールで、前半は佐原先生と、
後半は来年2022年の6月11日に予定している、しなのの演奏会の客演指揮者である伊東先生、ピアニストの水戸先生をお呼びしての練習で、
とても贅沢な時間でした。
久しぶりのお昼を挟んだ練習でもあり、皆さんのお顔を見ながらお昼ご飯が食べられて、
少しずつ日常が戻りつつあることを実感できて嬉しかったです。

前半の佐原先生との練習では、ホールの響きの助けを借りながら、「はなのまわりで」や、アカペラ曲の練習をしました。
少しでも地声が混じってしまうと、ホールの後ろの方で響きが分散してしまうのがよくわかり、
「頑張りすぎない発声」の感覚を掴むのにとてもいい勉強になりました。
ソプラノの高音域のメロディも、響きに助けてもらえて出しやすかったです。
周りの方の声が普段より聴こえづらいことに不安はありましたが、
ホールという場所だからか、普段より感情が前に出る歌い方が自然とできて、
他のパートが聴きやすいぶん、混ざりあえた気がしました。

後半の伊東先生、水戸先生との練習では、伊東先生のユーモアを交えたご指導で、
シューマンの「女の愛と生涯」が一つの物語としてまとまっていくのを感じました。
(水戸先生のトロイメライが美しくて、出だしも忘れてうっとりしてしまいました!)
私の中でとくに印象に残っているご指導がふたつあります。

ひとつめは、「『くちづけ』の『く』と『くるしみ』の『く』が違うように、ニュアンスによって発音の仕方(立たせ方)を変える」ことです。
『くちづけ』の『く』であれば、子音のKはそこまで立てず、
『くるしみ』の『く』であれば、Kは少し長めに立てる、といった違いです。
私は、はっきりと発音しようと意識しすぎて、ニュアンスを無視した機械的な子音の発音を行なっていたことにハッとしました。
普段佐原先生が口を酸っぱくしておっしゃっている「日本語らしく歌う」ということと繋がって、
気持ちだけで「くちづけ」や「くるしみ」を思うだけでなく、技術面から日本語らしさにアプローチをしていくことの大切さが改めて分かりました。

ふたつめは、「日本語訳に準じて音楽を作っていく」ことです。
この曲は、元々はドイツ歌曲なので、ドイツ語に準じた音符が割り振られていますが、
先生がおっしゃっていた、「ドイツ語を日本語に完全に翻訳することは不可能なんです」という言葉の通り、
ドイツ語の単語のリズムに日本語を当てはめるのは不可能です。
ドイツ語に準じた音符の配置を壊さず、なおかつそのリズムの中で日本語を浮き立たせて歌うことを、
シューマン全曲を通して伊東先生から教えていただきました。
一曲ごとの雰囲気や音符、テンポの違いにばかり気を取られて、肝心の歌詞がおろそかにならないよう、気をつけようと思います。

先生方、遠いところ、そしてお忙しい中本当にありがとうございました。

まだあと半年猶予があると思っていても、あっという間にくる本番。
まだまだ自分の中での課題は山積みなので、ひとつひとつ解決していきたいです。
まずは暗譜頑張ります!



八ヶ岳合唱フォーラム2021

10月20日(水)とっても気持ちの良い秋晴れの中、佐原先生含め8名で八ヶ岳合唱フォーラムに参加してきました♩

講師は、大人気の信長貴富先生!
「未来へ」
「しあわせよカタツムリにのって」
「夜明けから日暮れまで」

『悲しみ色のスケッチ』より
「I.つないだその手は」
「III.夜に」
「V.うたをうたってあげたい」
以上、全6曲の講習を受けてきました。
講習会場の八ヶ岳高原音楽堂はとてもとても素敵な場所で、
今までの合唱フォーラムでは音楽堂から富士山が見えた事がないとお聞きしましたが、
この日は富士山も綺麗に見えていました。

10時開始のフォーラムでしたが、9時半頃から岸先生による発声練習が始まり、
音楽堂の心地よい響きを感じてきたところで、いよいよ信長先生がご登場!
講習が一曲終わるごとに小休憩を挟みましたが、休憩中にはサインを求める長蛇の列!
さすがです✴︎

私たちが触れる作品について、作曲家の先生ご本人から学べる機会というのはなかなか得られるものではないですよね。
それぞれの曲についてはもちろんのこと、先生が普段作曲される時に感じていることや想っていること、
音符や休符、音楽記号についても、どのような意味が込められているのかなど、信長先生のお話に引き込まれ、
あっという間の時間でした。
どの作品も本当に素晴らしいのですが、「夜に」は信長先生ご自身もとてもお気に入りの曲だそうで、
この曲の講習の最後には「よくできた曲だなぁー…」とおっしゃっていて、参加者の皆さんも笑っていました!

終始和やかな雰囲気だった八ヶ岳合唱フォーラム。
また次回を楽しみに、練習を積み重ねて行きたいと思います♬



しなのの近況ー今できることをー

昨年から私たちも、残念なことに2度の長期の練習中断があり、
八ヶ岳での三団体合同の「あしたコンサート」は延期、台湾の合唱団とのジョイントコンサートは中止になり、
歌うことが難しい状況に置かれていました。
ふと、合唱をしていないことに慣れてしまっている自分に気付くこともありました。
みんな色々な事情を抱え歌いたくても歌えない時間が無情にも続いていました。
歌うことってなんだろう?自分にとって、そして人間が生きることにとって。
そんなことも考えてしまいました。
しかしこの諏訪地域も、長野県独自の基準でもレベル3に下がり、
やっと6月に練習が再開されたのです♪

さて、私たちは今年の11/27に松本のザ・ハーモニーホールでのコンサートを予定しています。
それに向けて、少しでも感染予防ができるかも?
との期待をもって不織布のマスクをして、演奏曲と向き合って練習しています。
決して自己満足だけのコンサートにならないことを願っています。
とにかくみんなで歌うってやっぱり楽しいです♡





2020年の活動

2020年南信合唱講習会

2月23日、南信合唱講習会に参加して来ました。
しなのからは、11名が参加。
ちょうど「すわびとオペラ旅」の本番と重なり、都合がつけられなかったメンバーもいましたし、
講習会終了後の夜の部に駆けつけるメンバーもいました。
新型肺炎を懸念して欠席した合唱団もありましたが、約70名ほどの合唱人が集まっていたと思います。
開催自体が危ぶまれる中、迷わず参加したのは、
講習会の内容がコーラスワークショップ「初見で新しい曲を歌おう」講座という、とても興味深い内容だったから。
講師は、お江戸コラリアーず指揮者の山脇卓也先生。

①メロディ譜だけ配布
題名・歌詞・記号無しの旋律線のみ譜読みして、自分で音楽的イメージを膨らましてみる。
風景、四季、歴史、ダンス、メッセージ的…などなどの意見が出ました。
会場となった かんてんぱぱ西ホールでは目の前の大きな窓の外に雑木林が広がっていたので、
何となく自然をテーマにしたくなる感じだったかな。

②歌詞を配布
谷川俊太郎「はる」でした!
メロディ譜に歌詞を当てはめてみる。
真ん中の部分は上手く歌詞が当てはめられません・・・。
音符のリズムと言葉のリズムが合わないのです。

③歌詞入りメロディ譜を配布
なるほど!信長先生、そう来たかって感じ(笑)
もちろん、納得のフレーズ感の所もありました。
ここにどんな強弱記号、速度記号、演奏記号が付くのか?
ピアノパートが入るとどうなるか?

④スコアを配布
素敵な曲でした!
A・B・A・Codaの2部形式のAの部分は「だよね〜」、
Bの部分は「なるほど〜」、
Codaの部分は「へぇ〜〜」、強弱記号やピアノパートが意外な展開してました。
信長先生、最高!!
今日は二部合唱だけでしたが、混声合唱だともっと音楽が広がってる感じの譜面でした。
女声版が無いのが残念。

そして既に歌えている「言葉は」も、これらの視点からポイントを押さえて講習して下さいました。
通常歌う時は、情報が全部詰まってしまっている楽譜だけど、
それでも今回の様な手順で譜読みを進めるのも大切なんですね。
単純に…(純粋に…)
作曲家・作詞家・指揮者・自分(団員)で作り上げる合唱って“楽しいな”って思いました♪♪

ちなみに「言葉は」は長野県合唱連盟が2012年に第50回長野県合唱祭記念として混声版を委嘱初演し、
その後男声版をお江戸コラリアーず、女声版を女声コーラスしなのが委嘱初演しました。

講習会の前に山脇先生を囲んでランチ会がありました。
かんてんぱぱガーデンのさつき亭のお弁当(デザート付き)美味しかったです。

山脇先生からは「しなのさんが“言葉は”の女声版を出してくれたので、三声揃って良かったです」とのお言葉を頂きました。




2019年の活動

2019年総会&忘年会


12月20日岡谷市のライフプラザマリオで歌い納めに数曲歌った後、総会と忘年会が開かれました。
“2019年しなのの歩み”を聞いていると、1年間のいろいろな事が思い出され、
ご指導下さる佐原先生と下平さん、そして会長さんはじめ役員の皆さんのご苦労に感謝したいと思いました。

お楽しみの忘年会の司会は、入団して日も浅い若いおふたりが初々しい進行振りで、その明るい笑顔が会場を盛り上げてくれました。
新人さんにインタビューしたのも楽しかったです。

いよいよパート毎の出し物の始まりです。

トップは忘年会当番のソプラノの皆さん。
ラベルの「ボレロ」が格調高い合奏で始まり、どこまで続くのだろうと思っていたら、
まさかの「黄門さま」に変わりビックリ。
そして最後は「ボレロ」に戻ってキッチリと・・。お見事でした。

2番手のアルトメンバーは「ぐりとぐら」の歌で元気に登壇。
その大きな絵本を広げ、全員で読みつなぐという志向。
まるで孫に語り掛けるよう・・。(美保さん以外全員おばあちゃん)
そして下平さんに伴奏をお願いし、美保さんのフルートも加わって「おめでとうクリスマス」を2部合唱しました。

とりのメゾソプラノの皆さんは、赤と白の衣装でチームワークよろしく「おおシャンゼリゼ」と「少年時代」の2曲を演奏。
まるで小学校の音楽会に招待され、高学年の合奏を聞いているような気持になりました。
おひとりおひとりの真剣な表情から、その意気込みと練習にかけた時間が想像できました。
大きな拍手が起こり、アンコールありかと思ったほどです。

団員のあたたかな交わりに感謝。
さらに“しなの”の一員でいられる幸せを感じたひとときでした。
ありがとうございました。



第76回岡谷市民音楽祭


11月3日、秋晴れの文化の日にカノラホールに於いて開催されました。
午前、午後合わせて32団体、
市内の小中学校や合唱団、吹奏楽団が参加して、
音楽を通し多くの世代が交流する楽しい一日となりました。


はじめに全体合唱「ふるさと」「岡谷讃歌~ロマン街道~」をステージ上で歌わせていただきました。

私たち“女声コーラスしなの”は「みやこわすれ」で千原ワールドを再現して、
「晴れたらいいね」を途中振り付きで、2曲を発表しました。


又、この音楽祭のために募集された“ウルトラしみん合唱団”、“ごちゃまぜウィンドオーケストラ”に参加した団員もいました。
カノラ少年少女合唱団員による司会進行も清々しく、
市民音楽祭の運営や会場係等に携わって下さった方々に感謝いたします。

私事ですが、孫も小学校の学年演奏で参加して、
同じ楽しさ、時間を共有できたことはとても嬉しいことでした。



第54回長野県合唱祭・第75回南信合唱祭


6月9日(日) 小雨の中 9時30分 長野県伊那文化会館に集合した私達 31名
第54回 長野県合唱祭・第75回 南信合唱祭に出演しました。


長野県中から集まった28団体は、少人数のアンサンブルから中学生、おばさん、おじさんと年齢も様々。
更に今回は、各団体に雨森文也先生と伊東恵司先生の講評がいただける特典がありました。
10時〜16時30分 長丁場で大変だ〜!
と思っていましたが、趣向を凝らした演出や熱のこもった演奏ばかりで とっても楽しく幸せな時を過ごす事ができました。


しなの の出番は後ろから3番目、
朝から座ったままで発声練習も思うように出来ません。
お昼休みと休憩時間に集中して挑みました。
曲は千原英喜先生作曲の女声合唱とピアノのための組曲「みやこわすれ」から「はっか草」
ゆったりとしたテンポで人生を追憶するような重い曲、音程が下がらないように頑張りました。


二人の先生からは、信じられないようなとっても良い講評をいただきました。
10月5日のコンサートに向けて、なんだか一段とやる気が出ます。

懇親会には8名で参加しました。
雨森先生と伊東先生に挨拶をしたり、出席者に10月コンサートの宣伝をしっかりしてきました。
シメは合唱祭ならではの大合唱!
男声合唱「斎太郎節」を皮切りに、「大地讃頌」「ステージ」「夢みたものは」…
はじめましての人とも合唱で一つになる本当に楽しいひと時でした。



花田養護学校でコンサート


小雨の降る2月19日、昨年に引き続き2回目の花田養護学校訪問コンサートが行われました。
生徒さん方が会場に集まるにつれ、どんなコンサートになるのか、喜んでもらえるかなとドキドキわくわく。
プログラムの最初は「線路は続くよどこまでも」
続いて湯沢洋子さんの手ほどきで手話をつけて「手のひらを太陽に」を歌いました。
会場のみんなが一生懸命でした。


♪さあ、おけいこをはじめましょう♪と直子お姉さんの優しい呼びかけに、子供に戻ってしまった しなの のメンバー27人。
歌と楽器(鍵盤ハーモニカ・ハンドベル・ドレミパイプ・おもちゃのピアノ・フルート)でつないだ
「ドレミの歌」は楽しんでもらえたことでしょう。


次は“カップス”でしたが、それが何か知らなかった私は、8人のみごとな手さばきにうっとり。
見入ってしまいました。


「翼をください」と「ほらね、」を歌い、最後の曲はリクエストのあった「あなたに会えて・・・」
生徒さんの席に入って歌ったとき、向き合った2年生の男子生徒さんは、歌う喜びを全身で表現していて、胸が熱くなりました。
歌詞にあるように「あなたに会えてよかった」そして「一緒に歌えてよかった」と心から思った瞬間でした。

会の終わりに感想とお礼を言ってくれた“みっちゃん”の「うたを聴いてカミナリが走った」の一言は最高の誉め言葉かも・・・。
私たちの方こそ「ありがとう」の気持ちいっぱいで、帰路に着きました。



長野県合唱講習会


1月20日(日)、長野県合唱連盟の講習会に8人で参加しました。
この時期はどかっと雪が降ったりで心配でしたが、暖かくて良かったです。

講師は、京都出身の本山秀毅先生です。
1960年9月29日生まれで、ドイツに留学された後、京都バッハ合唱団を設立され、
主催してバッハの声楽作品の全曲演奏に取り組んでいるそうです。
関西人の本山先生ですが、背が高く京都だからなのか落ち着いた佇まいでした。

講習曲は、F.Mendelssohn“緑の森よ”“Siehe,der Hüter Israels”
W.A,Mozart“戴冠ミサのGloria”“Ave Verm Corpus”の4曲です。
まず発声についてですが、腹筋を使ってしっかり息を入れて、半音と全音で上り下りする。
明るい響きで声出して、とにかく耳をおこしながら仲間の音の中に入っていく。
私たちが日頃佐原先生に言われているのと同じでした。
大事なことは耳を使って合唱すること、息をどう使うかという事だそうです。

久々に古典派、ロマン派の曲を歌って気持ちよかったです。
モーツァルトはやっぱりいいな!元気になる!
次回は、バッハの曲も歌ってみたいと思いました。



2019年新年会


女声コーラスしなのの今年度の総会に続き、新年会をイルフプラザの中華料理 湖苑で開催しました。
今回の設営・進行はアルトさんが担当。司会は小林さん、田中さんのお2人。


まずは和田会長の挨拶
入院生活を明るくお話しして下さいました。
骨折で入院してしまいまして、元気に退院しました、本当によかったです。

続いて、佐原先生のご挨拶
司会者より、しなのの35年の今昔のお話しをとのことで…
岡谷合唱団のOGで、はじめは酒屋の3階ホールで練習して、関屋晋先生に指揮指導して頂き、
片山みゆき先生、松下耕先生などのご意見をお聞きしたり、様々な経験を経て今があるとの事…(時間がなかったので少しだけ)。
私(筆者)の話も少し 
しなのを始めるのに市民新聞に載せてもらい、最初は月2回の練習で、発表などしないと…
でもアラアラいつの間にか凄い進歩、発展をしてきたものです。

会計石田さんの音頭で烏龍茶で乾杯。
料理が次々と。メニューは 前菜 ふかひれスープ 春巻き 麻婆豆腐 唐揚げ 海老チリ 炒飯 杏仁豆腐 コーヒー
食事をしながらゲームもしました。
大寺さんのクイズ 正解者は玉手箱に手を入れ駄菓子、鰹節などゲットしました。

次は湯沢さんのゲーム 綺麗な箱から紐テープ(短いの長いのと色々あり)を引っ張り出す、テーブル対抗で全員参加の競争。
紐の長さの合計が長いグループが優勝です。 

次にテーブルごとに おかや音協の「世代をこえて百曲を歌おう」(通称 百歌)より
1曲ずつ司会者が開いたページの曲を歌い、楽しい時間が過ぎていきます。

全員でしなのの裏団歌(替え歌 信濃の国のメロディーに練習の風景を歌詞にして)を歌い、
松下先生作曲の素晴らしい正式な団歌で終わりとなりました。

最後に倉田副会長挨拶、笠原さんの万歳で締めました。
アルトの皆様お疲れさまでした。




2018年の活動

絹の郷クリスマスコンサート


18日(火) 有料老人ホーム「さわやか絹の郷おかや」で クリスマスコンサートを行いました。
近年 恒例になっているクリスマスコンサート、今年は有志15名で楽しみました。

プログラムは、賛美歌から始まり
松任谷由実さんの「恋人はサンタクロース」
トーンチャイムの伴奏で「きよしこの夜」
鍵盤ハーモニカで「ジングル ベル」
手遊び、演歌、童謡… と盛りだくさん


皆さんの笑顔が見られて幸せなひと時でした。
と言うより、しなのの方が楽しんでいたかも…
また、やりたいですね〜。



小口太郎 琵琶湖周航の歌記念コンサート


11月17日(土)に、岡谷市湊出身の物理学者小口太郎の
「生誕120年・琵琶湖周航の歌100周年 記念事業コンサート」が岡谷市カノラホールで開かれました。
「琵琶湖周航の歌」は小口太郎が第三高等学校(京都大学の前身)ボート部時代に創り、寮歌として歌われて広まり、
今日まで歌い継がれ愛されています。


コンサートは「琵琶湖周航の歌」と、長野県にゆかりのある音楽家の作品を合唱や器楽で演奏。
私たち女声コーラスしなのは、川岸女声コーラス・ふらっとbと合同で
中山晋平作曲の「シャボン玉」と「毬と殿さま」を合唱しました。


プログラムの最後には「琵琶湖周航の歌」(全曲)を客席の1000人の皆さんと一緒に大合唱をして、
小口太郎の故郷・諏訪湖への想いに触れることができたコンサートとなりました。


追記
女声コーラスしなのは10月21日台湾でのジョイントコンサートを行いましたが、
その折、観光見学で訪れた故宮博物院で、
この「琵琶湖周航の歌」のメロディーがオルゴールで奏でられていてビックリ。
大感激でした!!



第75回 岡谷市民音楽祭


11月3日(文化の日)毎年恒例の第75回岡谷市民音楽祭がカノラホールで開催され、しなのも参加しました。
参加27団体と多数で午前・午後の2部に分け、
小・中・高校生から一般の団体まで、最高齢は97歳の方と幅広く、
合唱・吹奏楽・オーケストラ等々、岡谷の音楽人口の層の厚さは素晴らしいですね。

午後の部は全体合唱の「琵琶湖周航の歌」と「岡谷賛歌~ロマン街道~」で幕開けし、
子供たちの歌声や吹奏楽などを楽しみ、13番目のしなのは台湾ゆかりの曲を発表。

今年は台湾の合唱団とのご縁があり、
8月の幕聲(ムーシェン)合唱団との交流会でプレゼントされたお揃いのピンクTシャツでステージへ。
あの日、幕聲の皆さんと一緒に歌った曲(台湾の少数民族、布農族のウェルカムソング)をダンスと共にご紹介し、
10月の台湾演奏旅行での合同曲「猫仔」(「猫=ニャオ」と「鼠=チ」が追いかけっこをするという楽しい曲)を少しだけ紹介してから、
「今年夏天~さよなら友よ~」を演奏しました。
この曲は台湾の高校生作で、別れの思い出を歌ったもの、台北での演奏を思いながら心を込めて歌いました。
懐かしい思い、聴いて頂いた方々にお届け出来たでしょうか?

プログラムの最後は「ごちゃまぜウインドオーケストラ」70名による迫力ある華やかな演奏で閉幕となりました。
今年も様々な素晴らしい演奏に出会えた、とても楽しいひとときを過ごせました。
それぞれの活動を頑張って、また来年お会いいたしましょう。



台湾演奏旅行

10月20日(土)13時過ぎに羽田空港から、直行便で台北へ出発しました。
今回のしなの台湾演奏旅行は、団員31名、団員の家族とお友達10名(含幼児1名)と添乗員の山本さん、総勢42名の大所帯の団体旅行です。

搭乗後機内食を食べたら、ゆっくりと休む間もなくあっという間に台北に到着しました。
イミグレーションを抜けると、そこにはジョイントコンサートを共に行う台北の合唱団の方々が暖かく迎えて下さいました。
今年の夏に諏訪湖ハイツで交流した幕聲合唱団のWanlinさんにも再会し感激!!
台湾の人達の暖かさを感じました。
でも、台湾の人達の素晴らしさは、翌日のコンサートの中で、もっともっと知る事になるのですが・・・

ホテルに到着し、その日の夜は唯一の自由行動。
私達メゾの数人と佐原先生、ご主人同伴の団員達は山本さんに案内して頂き、初めての台北の地下鉄に乗車。
切符が丸いプラスチックのコインでびっくり!!

地下鉄を乗り継いて着いたのは、饒河街観光夜市。
土曜日の夜のためか、とにかく物凄い人が集まっていて、これまたびっくり!!屋台がところ狭しと並び、皆良く話し、食べていました。
何が出てくるのか全然わからないまま食堂に入り、飲み物や麺類、炒め物を食べました。

ごったがえす人々、独特のスパイスの香りや味、そして手ごろな値段。とにかく熱気がすごい。
台湾のエネルギーの源を垣間見た経験でした。

二日目のジョイントコンサート当日については、他の団員にレポートにお任せし、私は三日目の観光日程のご報告をします。


三日目は朝からバスに乗り、まずは台北市内観光。

故宮博物院の数々の素晴らしい芸術品を観賞し、中正紀念堂へ向かいました。
正面の長い階段を上るととても高い天井の空間が広がり、正面に大きな蒋介石の銅像がありました。
その銅像を守るように左右に立っている護衛官がまるで人形のように瞬きもせず、ピクリとも動かない事に感動。
いつ瞬きをするのか知りたくて、じっと見つめてしまいました。

その次には、龍山寺というお寺で台湾流のおみくじをひきました。
でも、引いたおみくじの内容が今一つ分からず残念でした。

その後、お茶専門店でお茶の講習を受け、お昼は小籠包を堪能しました。

そしてバスに揺られ、夕方に九份に到着。
海から急速に上る斜面に建っている建物の灯りが夕闇の中で輝き、とても美しい風景でした。
駐車場から幾つもの階段を上り、千と千尋で有名になった茶芸館の横を抜け、基山街と呼ばれる路地でお土産を買ったり、飲み物を飲んだりして、
各々自由に過ごす内にあっという間に集合時間となりました。
今でも帰りのバスの窓から見えた夜の九份の光の風景が心に残っています。

夜のお食事は、北京ダック。そうそうは食べられない御馳走にみんな盛り上がりました。
ただ、店員さんが切り分ける前の頭も付いた丸のままの北京ダックを持ってきたのには、ちょっとびっくりしました。


最終日は、出発まで時間があったので、近くの綺麗なお寺に行き、またおみくじを引きました。
空港へ行く途中免税店により、山のようなお土産を買い、重いスーツケースと思い出を持って空港に到着。
そこで、ジョイントコンサートをした合唱団の暖かいお見送りを受け、私達の台湾演奏旅行は終わりました。

今回の旅行で、台湾の人々の音楽に対する情熱、他国の人達をもてなす暖かさ、そして市井に生きる人たちの熱気とパワーを感じました。
いろいろ計画し、お膳立てしたにもかかわらず、参加出来なかった和田さんに心から感謝したいと思います。
また、大人中心の日程にもめげずに終始ご機嫌だったSちゃん、大人数をまとめてくれた佐原先生、山本さんにも感謝いっぱいの旅でした。

【台湾旅行2日目 いよいよ親善ジョイントコンサート本番】

朝、ホテルをバスで出発して台北市郊外の東呉大學へ。
コンサート会場はその大學内のとてもきれいで響きの良い素晴らしいホールでした。

今回私たちを快く迎えて下さり、ジョイントすることになった合唱団は、
亞特愛樂合唱團 Art Philharmonic Chorus(通称Artさん)と直締友聲室内合唱團 Langeracq Cantus Chamber Choir(通称Langeracqさん)です。
Artさんはたぶん私たちと同じくらいの年代の混声合唱団、Langeracqさんは台湾の「歌い人ごんべ」さんといった感じの若者の混声合唱団でした。
両合唱団の皆さん及びスタッフの皆さんが、本当にあたたかく迎えて下さいました。

午前中はリハーサルの時間を1時間いただき、よく響くホールでの歌い方の確認と並びやパフォーマンス等の微調整。
昼食は台湾の皆さんと同じお弁当を頂きました。文字通り同じ釜の飯!(^^)! 

そして衣装に着替え、再び30分ほどリハーサル時間を頂き、そのあとは合同ステージのリハーサルと記念撮影。終始和やかな雰囲気でした。

午後2時30分、いよいよ開演です。
ステージは前半も後半もLangeracqさん、しなの、Artさんという順での単独演奏、そして最後に合同演奏という構成でした。

私たちしなのの前半のプログラムは
1、蝶々          スペイン民謡 編曲 岩河智子
2、ほたるこい       曲 小倉 朗
3、汽車ポッポ       詞曲 本居長世 編曲 若山庄司
4、こきりこ        富山県民謡 編曲 小林秀雄
5、そうだ村の村長さん   曲 水野七星
6、鞠と殿さま       詞 西条八十 曲 中山晋平 編曲 岩河智子

1曲目『蝶々』は我らがピアニスト下ちゃんのピアノで奏でるチャイムを合図に、思い思いに教室に集まってくる女学生たち…
というちょっと図々しい設定で、指揮者の佐原先生が姿を見せるとさっと緊張が走り(笑)整列するという演出で始まりました。
一番はじめに出ていった技術部長Fちゃんの「にぃーはぉ」という掛け声で会場が一気に和み、私たちもリラックスして歌えました。

『こきりこ』は「ささら」という楽器を加え、日本の情緒を感じて頂けるようにと思いを込めて歌いました。
N子さんの美しいソロも会場いっぱいに響き渡りました。
ちなみにN子さん、1歳になるお子さんとご主人と一緒に今回の台湾ツアーに参加しました。Nちゃん!お疲れ様でした。

『そうだ村の村長さん』…この曲はユーモアたっぷりで、日本では客席から笑い声が聞こえてくるのですが、
残念ながら台湾ではそうはいかずちょっぴり残念でした。
でも台湾滞在中私たちの案内をして下さった現地ガイドの曽さんは気に入ってくださったようです。

『鞠と殿さま』は Y姉さんの手作りで、日本からつぶれないように大切に持ってきた手毬を使ったパフォーマンスを加え、
楽しく歌いました。
最後に手毬を客席にポーンと投げて前半のステージ終了!

後半のプログラムは
1、Salve Regina       Kocsar Miklos
2、For The Beauty Of The Earth John Rutter
3、ほらね、          詩 伊東恵司 曲 松下耕
4、上を向いて歩こう      詞 永六輔 曲 中村八大 編曲 信長貴富
5、今年夏天          詞 江婉綾 曲 尹詩涵 訳詞 みなづきみのり 編曲 信長貴富

『For The Beauty Of The Earth』は暗譜と英語の発音に苦労しました。
ちなみに今回の台湾でのコンサートは合同曲を含め全員全曲暗譜で臨みました。
発音は英語が堪能なY崎ちゃんのアドヴァイスのもと頑張って練習した甲斐があり、
「英語の歌が良かった」という声も聞かれたそうでよかったです。

『ほらね』はとても心に響いたと言っていただけて、嬉しかったです。
『今年夏天』(邦題は『さよなら友よ』)では、
客席の後列に横1列に並んで座って聞いて下さっていた幕聲合唱團(今年の夏に岡谷で交流した合唱団)の方々が
曲に合わせて左右に大きく手を振って下さっているのが見えました。
驚きとともにとても暖かい気持ちがこみ上げてきました。
感極まり涙する団員も。(写真は終演後、ステージに駆け寄って下さった幕聲合唱團の皆さん)

その幕聲合唱團のWanlinさんに私たちのステージの曲間に解説を入れて頂きました。
Wanlinには丸一日通訳等々いろいろ助けて頂き、大変お世話になりました。
台湾のお客様は、1曲ごとに熱烈な拍手をして下さり、私たちはとても気持ちよく歌うことができました。


Artさんの演奏をお聴きすることができず、残念でした。

Langeracqさんのリハーサルを少し聴かせて頂いたのですが、民謠の歌と踊りが素晴らしくとても印象的でした。

合同演奏は
1、ふるさと         詩 高野辰之 曲 岡野貞一 編曲 飯沼信義
2、貓仔           詞 向陽   曲 石青如
『ふるさと』(混声四部 日本語)は佐原玲子先生の指揮で、
『貓仔』(混声四部 台湾語)は台湾の両合唱団の指揮者であられる唐天鳴先生の指揮で歌いました。
『貓仔』は猫がネズミを追いかける様を歌ったユーモラスで楽しい歌です。

一瞬一瞬が夢のように過ぎて行き、
今回いろいろな事情で一緒に来ることがかなわなかった団員に思いを馳せつつコンサートは終了しました。

台湾の方々はとても親切に笑顔で対応して下さり、私たちはとても心地よく、そして楽しい時間を過ごすことができました。
立派な記念品と感謝状まで頂いてしまい、恐縮です。
ご協力頂いた皆様に心から深く感謝申し上げます。ありがとうございました。

さて、会場を台北市内のレストランに移して打ち上げです。

豪華台湾料理をご馳走になり、おみやげも頂いてしまいました。本当に恐縮です。
私たちからもささやかではありますが、それぞれに用意していったプレゼントをお渡しすることができました。

歌、歌、そして乾杯の嵐…大いに盛り上がった打ち上げ、最後に全員で『貓仔』を歌ってお開きとなりました。
私たちにとって忘れることのできない、最高の一日となりました。
台湾の皆様、本当にありがとうございました。
   



八ヶ岳高原合唱フォーラム

どんよりした曇り空、肌寒い1日、落葉もすっかり地面を覆いつくし、晩秋を思わせる音楽堂
そこに全国から約100人の歌い人が集まり、先生の指導に元、熱心に参加し、歌声を響かせました。

題材について
①われもこう
人生そのものを歌い上げた曲
言葉を大切にして歌って欲しい
②南の絵本
オペラの要素、バレエや交響曲の要素も含まれる
絵画的でもあり、エキゾチックとも感じられる作品になっている
情緒的な場面も数多くみられる曲である

フレーズごとにユーモアを含め説明してくださり、
どのように歌って欲しいという要望も一句一句私達はメモしながら歌い続けました。
先生の人柄にいつしか引き込まれ、時のたつのも忘れる程でした。

常に五感を働かせて欲しいとのこと
取れない音も一生懸命歌い続ければ報われ、
いつか聴く人にも感動を与えられる様になる
という先生の言葉がとても励みになりました。
pp(ピアニッシモ)のついている言葉もうすくならない様に、
フレーズの最後の言葉も大切にして欲しい、など
きめ細やかさを感じました。

最後に檀上に登り、先生の指揮のもと、
2冊の本の集大成、全体合唱として終了
1人では絶対無理な曲なのに、気持ちよく歌え、
感動すらしてしまう魔法に酔いしれました。

帰るころにはすっかり日も暮れ始めましたが、心地よい疲れと、
しなので、来年の演奏会に向けて先生の指導が受けられる喜びで心もわくわく・・・
また明日へと努力して進んでいこうと思います。
合唱の楽しさを改めて感じた1日でした。



音楽交流会

8/3(金)諏訪湖ハイツにて
~~台湾の幕聲合唱團(ムウシェン・クワイア)さんを迎えて~~
今年の5月中旬頃に、岡谷合唱団の小口さんから
「台湾から女声合唱団が来るので、しなのさん交流会をお願い出来ませんか?」的なご依頼を頂きました。
私達も今年の10月には台湾に演奏旅行に行くので、
その前に台湾の皆さんと交流するのは良い機会かと思い、お引き受けすることにしました。
決断してから約2ヶ月間、
幕聲さんの演奏旅行を企画アレンジされてる酒井さんを通して、交流会の内容を検討し、準備を進めてきました。

そして、いよいよ本番当日!!
朝9時に幕聲の皆さんをお迎えし、会場準備から一緒にスタート。
(70名で準備するのは大騒ぎ…笑)
今回の目的は「音楽はもちろん、長野県や地元諏訪地区の文化的な事についても交流しましょう!」
という事で、メンバーを8つのグループに分けて
テーブル毎に軽くお茶しながら、それぞれ色んな会話をするようにしたのです。
一番心配だった言葉の壁も、カタコトの英語や日本語、筆談(漢字で)、ジェスチャーなどなど…
これでどうにかなるものですね。
結構盛り上がりました!

そして、もう一つ盛り上がりを見せたのはテーブルの上のお茶請け。
手作りのお菓子や駄菓子、漬物、甘酒、スイカやトマトなどなど。
そしてなんと!ワカサギやイナゴが登場したテーブルもあったらしいです。

もちろん歌の交流も♪♪
しなのは日本の唱歌「ほたるこい」「汽車ポッポ」「鞠と殿さま」(松本手まりをお見せしました)
「あいたくて」「上を向いて歩こう」を披露しました。

幕聲さんも宗教曲、台湾のポップス、猫の二重唱(楽しい演出で)
台湾の汽車の歌(しなのの汽車と同じような振り付き)や茶摘みの歌、
そして日本語でポップス2曲などを歌ってくださいました。

クライマックスは合同曲!!
台湾の少数民族・布農族のダンス付きの歌♪♪
ステップと歌を指導して頂いた後は、皆んなで手を繋いで歌いながらのダンス。
とっても楽しかったです。
盛り上がり過ぎて時間が足りず予定していた合同曲を3曲もカット!
プログラムの最後は「今年夏天・さようなら友よ」を大合唱して幕を閉じました。

お別れする前には両団でプレゼント交換。
幕聲さんからはピンク色のTシャツを。
しなのからは、幕聲さんの写真入りのオリジナル・ビスコ(glico)と藍染のハンカチ(名前を入れて染めて貰いました)と
岡谷市のパンフレット&クリアファイルを。

頂いたTシャツを着て全員で記念撮影!
“しなの”がピンク色に染まりました(笑)

幕聲さん達は大学生~30歳代の若い方々、
しなのとは親子の様な感じでしたが歌を介して通じ合い、
音楽に国境も年齢差も関係無いなぁ…と改めて思いました。
しなのなりの「お・も・て・な・し」大成功!
素敵な笑顔が広かった交流会でした。
10月の台湾演奏旅行が益々楽しみになりました♪♪



「いちい学級」で歌いました

合唱の楽しさは、やっぱりみんなで歌うことですよね。
そこで私たちは、岡谷市の生涯学習講座で、岡谷市の市の木である“いちい”から名付けられた「いちい学級」で
参加者のみなさんと一緒に歌ってきました。

「いちい学級」には、高齢者の方々を対象に、
お料理をしたり、整体を学んだり、史跡を巡ったりとさまざまな講座がありますが、
その中に“皆さんで歌いましょう”という講座もあり、
佐原玲子先生がいつも講師として関わっています。
今回は私たち団員もいっしょに参加させていただいたというわけです。

5月23日は長地(おさち)公民館での「いちい学級」におじゃましました。
前半は私たちの歌を聴いていただきました。
「ちょうちょ」や「ほたるこい」「汽車ぽっぽ」などは、
70名ほどの皆さんが“あ!これ聴いたことがある” “でもちょっといつも歌っているのと違うな”
など色々なことを(きっと)感じながら、とても楽しそうに聴いてくださいました。
鍵盤ハーモニカの演奏にも楽しそうに反応して下さいました。

後半は、「夏は来ぬ」「我は海の子」「茶摘み」など、
歌集の中の歌を次々とみなさんで歌っていらっしゃいました。
大きな声でとても楽しそうに。
素敵な時間でした。

    ♪    ♪    ♪

6月29日は川岸公民館の「いちい学級」
童謡・唱歌に加えて、参加者の皆さんも一緒に
♪さよ~な~ら~さよな~ら~♪とハンカチ芸をしながら演歌を歌ったり、
「青い山脈」「旅の夜風」など懐メロ、
おかや音協で作った歌集の中の歌を歌ったり、
もちろん今回も鍵盤ハーモニカや加えてコカリナ演奏もあり、
楽しい時間はあっという間に過ぎました。

「意外と歌えるもんだね♪」「たのしかったあ」などなど、うれしい感想もいただきました。
みんなで歌う楽しさをたっぷり感じることができた「いちい学級」体験でした。
ありがとうございました。



第53回 長野県合唱祭

6月10(日)長野市芸術館メインホールにて開催されました。
東信を除く県下各地から約30団体が集ったこの合唱祭。
しなのが長野市で歌うことはめったにない機会ですし、
とても響きのよい長野市芸術館という前評判に、喜び勇んで(?!)出場した次第です。
北信合唱祭も兼ねていたので、普段あまり聴くことのない団や、
フレッシュな高校生たちの演奏を沢山聴くことができて、
いろんな面で…勉強にもなり楽しむことができました。

しなのは「ある真夜中に」と「あいたくて」の2曲を披露しました。
天井が高く、奥行きの広~い芸術館はとてもよく響いて気持ちの良い空間でした。
その反面、ホールの後ろまで歌声を届けるのは難しい…と感じたホールでもありました。
でもそこは しなのです。
「あいたくて」では1人1人が“女学生”の気分で、
そして「ある真夜中に」では“霊魂”になったつもりで、
しっかりしなのの声を届けられたのではないかなと思います。

南信合同でも2ステージも歌い、思う存分楽しめた合唱祭でした!!



第74回南信合唱祭

5月27日(日)辰野町民会館にて開催されました。
今回の合唱祭のテーマは「私たちのお気に入り!」とのこと
なるほど、参加の16合唱団がそれぞれの個性豊かな“うーん、なるほどね”
と思わせる『お気に入り』を発表してくださり、
とても楽しい時間を過ごすことができました。
それぞれの合唱団の目指すものがよくわかったような気がしました。

女声コーラスしなのは29人参加
・「そうだ村の村長さん」
・『ある真夜中に』より「寂庵の祈り」
の2曲を歌いました。
プログラムに書かれたしなののコメント
『今日は「お気に入り」というテーマですが・・・今回のしなのは苦手分野にチャレンジします。
普段「まじめ」だと思われている(多分?)のですが。
「そうだ村の村長さん」という、ことば遊びのコミカルで楽しい曲を選びました。
今日の演奏が成功すれば「お気に入り」の曲に加わりそうです。
そして、不真面目なお葬式をしてしまった後は、真面目に寂庵でお祈りを捧げます。』

さて、そうだ村の村長さん・・・なんと、
ステージに座布団2枚と木魚それにお鈴が置かれた時点で観客の目が細くなり、ほっぺが上に上がるのが見て取れました。
さて、その後の演奏がどんなに面白く、笑いころげていただけたかは、ご想像あれ!!
(お気に入りの曲に入ったこと間違いなし)

また、今回の合唱祭の特徴として、南信合唱連盟有志による、合同ステージが3ステージありました。
辰野町公民館で何回か土日に合同特別練習を行っての演奏でした。
しなのの団員も参加し混声合唱の醍醐味を味わいました。
その3ステージもあってのことですが、しなのの団員の中に7回ステージに上がり、
しかも全て暗譜で歌う方がいらしたことにも驚きの合唱祭でした。



花田養護学校でコンサート

3月6日、下諏訪町の長野県花田養護学校で
高等部の皆さんに私たちの演奏を聴いて頂きました。
昨年7月の「ミニコンサート」を聴いて下さったこの学校の先生が
是非学校に来て歌って下さいとお声をかけて下さったのです。

「糸」
「Stand Alone」
「上を向いて歩こう」
など、まもなく卒業式を迎える皆さんにエールを送りたい、との思いで選んだ曲を中心に、
イタリアで歌ってきた日本の歌、
コカリナ、鍵盤ハーモニカ、トーンチャイムの演奏も交えたプログラム。

そして、最後に高等部の皆さんが卒業式に向けて練習しているという合唱曲「輝くために」を聴いて頂き、
更に休憩を挟んで、音楽の授業として生徒さん達と一緒に歌いました。

車椅子から身を乗り出すように聞く人、
身体を揺すってリズムを取る人、
大きく目を開いてじっと聞き入る人、
大きな声を出して応えてくれる人、
それぞれに私たちの音楽を全身で感じてくれている様子でした。

演奏後は積極的に手を挙げて感想を発表してくれる人が何人もいて、
「歌声にうっとりしました」
「女声コーラスを聞く機会はなかったので良かった」
「知っている曲も合唱で聴くとまた違った」
「また来て下さい」
などと自分の言葉でしっかり伝えてくれて嬉しかったです。

生徒さん一人ひとりのこれからの人生が、その人らしく「輝く」ものとなりますように、
そんな願いを込めて歌わせて頂きました。
私たちにとっても元気と笑顔を頂けた、嬉しい時間でした。
今回いただいたご縁を、これからも大切にしていきたいと思います。



南信合唱講習会

2月4日(日)カノラホールで南信合唱講習会がありました。
講師は、4年前の「地上の祭り」でお世話になった佐々木憲二先生。
当時よりユニークな発声法で、今回も楽しみにしていました。

歌を唄う時の姿勢は、腰の位置を立てて、肋間筋を開き肩、首の力を抜いて自然に立つと美しく見える、
それらを鍛えるためには、こんにゃく体操が効果的!
全員でこんにゃく体操を実践しました。
呼吸を鍛えるには、お腹に水の入ったペットボトルを4本置き、
静かに呼吸するだけでも鍛えられますよ!にはびっくり。
早速実践してみようと思いました。

綺麗な発声をするために、舌の筋肉を鍛えたり、軟口蓋をあげて、舌根を下げる、
頭蓋骨の空洞を感じて響く場所を探す
など日頃から佐原先生が仰っていることを聞いて納得出来るものがありました。
筋肉の使い方などとても具体的な指導で、
常に笑いがあり楽しく勉強になった講習会でした。



2018年長野県合唱講習会

1月 14日、長野県 合唱講習会 (会場 キッセイ文化ホール)に、しなのの メンバー 19名で 参加しました。
毎年、この時期に開催される講習会には、
いろいろな先生方の貴重な講習を受けることができ、楽しみにしていますが、
今年は なんと なかにしあかね先生!
なかにし先生には、私たちしなのに、2016年に「伝言」という組曲を委嘱作曲していただき、
演奏会での初演で、先生自らピアノを弾きながらの指揮をして頂きました。
そんなステキなご縁からの再会を、一同 ワクワクしながら参加しました。

10時から16時までの講習会のテキストは、
星野富弘さんの詞に、なかにし先生が作曲された 「逢いたい」「冬の枝」の2曲。
この2曲は、東日本大震災直後に作られた曲で、
先生自身、ショックと混乱の中、書き上げた当時の思いを語ってくださいました。
繰り返される詞の言葉が、曲が進むにつれて、だんだん確信に変わり、
なかにし先生の詞を深く読む大切さを教えてくださる曲でした。
講習中も、常に私たち歌い手に問いかけ、
イメージを持たせ、共に作り上げていく楽しさも教えてくださいました。

また、テンポと音楽の進み方は違っていて、
音楽はテンポの中で自在に変化すること、
ピアノでも歌詞を表現していること、など
とても興味深く、先生の講義に聞き入り、あっという間に時間が過ぎて、
もっといろいろ教えて頂きたいという思いが込み上げてきました。
お昼休みには、楽屋にお邪魔してご挨拶し、
お写真を一緒に撮って頂き、再会を喜びました。

懇親会には 7名が参加し、
先生や他の団のメンバーと、楽しく語らうことができました。
私たちが歌う度に、「素晴らしい!」と誉めてくださる あかね先生!
知的で、チャーミングで、少し 男前?なところもある あかね先生!
今回の講習会で、益々ファンになりました。





2017年の活動

2017年忘年会

2017年春、八ヶ岳生まれのあ・し・たコンサートin松本(4/15)の演奏会から
わずか5日後には、イタリア演奏旅行に出発などなど…!
今年は、盛りだくさんのイベントを駆け足でこなしてきました。
この2017年の総会が厳粛に終了した後は忘年会!!

さて、今年の当番はメゾソプラノ。
日頃、味や素材を大切にしているメゾが選んだ会場は、諏訪湖畔の くらすわ 。
座席選びのクジは、折り紙で作ったオーナメントブーツ。
これは、ミニクリスマスツリーに飾り付けられていました。
当たった座席には、クリスマス飾り付きピンチを用意。
着席時に笑顔になる演出です。
どんちゃん騒ぎをして他のお客様の迷惑にならぬようにと、
しっとりとした司会のお二人の案内で始まりました。

前菜に舌鼓を打っていると、ソプラノが登場。
手始めにソプラノのメンバーが用意して下さったのは、ウオーミングアップの手遊び&身体ほぐし?!
そして、 音楽にまつわるクイズと解答者全員へのプレゼント。(正答が多い順にプレゼント選択権が頂けるしかけ)
モーツァルトの意外な特技や、協奏曲(コンチェルト)のラテン語のもともとの意味、
最近カラオケで一番人気の曲等々。すべて三択問題。
なかなか難しかったです。

お次の出し物は、メゾ。
今年演奏した曲の中から「Stand Alone」 をハンドベルとリコーダーで演奏。
編曲と指揮は しなの のピアニスト下平さん。
直前特訓のかいあって、無事に演奏。
さらに、アンコールで「まきびと羊を」も披露することが出来ました。

役者ぞろいのアルトは、全員がサンタクロースやトナカイに扮装して登場。
それから、ミュージカルの世界に観客を巻き込んでしまったかの如く…
各座席にやってきて…ソプラノ・メゾのメンバー1人ひとりにプレゼントと手紙を配るというサプライズを仕掛けました。

最後には、先日絹の郷を訪問して演奏してきたメンバー指導のもと、
全員で「赤鼻のトナカイ」に振りを付けて歌いました。

それぞれの創意工夫によって、今年も美味しく楽しい時間を戴きありがとうございました。

2018年も、たくさんの企画が目白押しです。
メンバーみんなが健康で事故なく、充実した一年となりますように。



絹の郷クリスマスコンサート

12月19日(火) 午後 2時から16名で 岡谷の絹の郷にて昨年に引き続きクリスマスコンサートを行なってきました。
オープニングに 「もろびと こぞりて」を、
そして「荒野のはてに」「まきびと ひつじを」のクリスマスソングを続けて歌いました。

次は 楽器演奏で…
コカリナ「エーデルワイス」
トーンチャイムと鍵盤ハーモニカ 「ウィンター ワンダーランド」を聴いていただきました。

次に 座長 湯沢さんの音頭で 皆さんと一緒に
「たき火」の歌に合わせて ジャンケンの手遊びを
そして「二人は若い」のかけ合いをしながら 歌いました。

続いて 今練習中の 「寂庵の祈り」を幸福と平和の祈りを込めて歌い
その後は 皆さんと一緒に 「赤鼻のトナカイ」(トナカイのダンス隊も加わり) 「あわてんぼうのサンタクロース」「きよし この夜」
そして「上を向いて歩こう」を歌いました。

お誕生日の方が お二人いらっしゃいましたので 「Happy Birthday」の歌でお祝いし、
最後に 「ふるさと」を全員で歌って コンサートをしめました。
皆さんの歌声は とてもお若く
私たちの演奏にも 暖かい拍手をくださり、
とても和やかな時間でした。

担当の方より 「又 来年も よろしくお願いします」とのお言葉をいただきました。



第74回岡谷市民音楽祭

11月3日(文化の日)のさわやかな秋晴れのもと、毎年恒例の岡谷市民音楽祭が開催されました。
私たちしなのは29名で参加しました。
他団体や他の行事との掛け持ちの団員も多いため、今年は第2部の18番(終わりから2番目)の出演となりました。

演奏した曲は「そうだ村の村長さん」(尾張三河のわらべうた 水野七星作曲)と
「Stand Alone」(小山薫堂作詞、久石譲作曲、牧戸太郎編曲)

「そうだ村の村長さん」は今までしなのはあまり歌ったことがないタイプの曲でドキドキしながら歌いましたが、
客席からは笑いが…多少なりとも楽しんで頂けたのではないかと思います。

「Stand Alone」はしなのにとっては定番といった感じの曲で、気持ちよく歌いました。
もちろんどちらも少なからず反省点はありますが…。

市民音楽祭といえば、岡谷市内で活動している様々な音楽団体…
合唱だけでなく吹奏楽やオーケストラ、マンドリンやハーモニカ、和楽器等々のアンサンブルなど…が出演します。
小中学生の出演も多く文字通り老若男女が一堂に会します。
こんなにもたくさんの音楽を愛する仲間たちがいるのだと思うと嬉しくなりますし、
改めて音楽を楽しむという原点に戻る気がします。

また、各団体から数名の方がスタッフとして裏方の仕事をし、演奏を支えてくださいます。
しなのからも何人かの方々が第1部のスタッフをしてくれました。感謝です。

お互いに支えあいながらの音楽祭。
プログラムにある通り、~愛情あふれる手作り音楽祭~ ですね!
晩秋の心温まる1日でした。



八ヶ岳合唱フォーラム

10月18日、連日の悪天候とは打って変わって穏やかなお天気の中
(しなのには晴れ女が多い!?)、八ヶ岳高原音楽フォーラムに参加してきました。
中央道から富士山を仰ぎ、色づき始めた木々の中、軽快に車を走らせ八ヶ岳高原音楽堂に。

相変わらずお若い岸信介先生の発声練習からスタート。
そして今回の講師 松下耕先生ご登場。
・・?足が・・?・・故障中だそうで、椅子に足をあげられてのご指導。
でも、変わらずの暖かいご指導!!

今回の課題曲は、松下耕作曲 女声合唱とピアノのための『たおやかな詩』全曲と
女声合唱とピアノのための『三つの詩編』より「主は私の羊飼い」でした。

『たおやかな詩』では、その中の「庭木」の作曲の解説で、
もしも短調で書いたとしたら・・
即興で演歌風になった「庭木」を披露して下さり、面白すぎて大笑い(^O^)

詩を丁寧に読み込みながら作曲されている事、
その詩を届けるように歌う時に大切にしたい事など、
とても分かりやすく教えていただきました。

『三つの詩編』では、
ご自身がとてもお辛く苦しい時期の事から、この傑作が出来上がるお話まで、
時には涙を浮かべられてのご指導に、時間の経つのも忘れて引き込まれていました。

秋が深まりつつある八ヶ岳高原の豊かな森に包まれて、
心温まる楽しいひと時を過ごす事ができ、本当に幸せでした。



諏訪湖畔病院 くるま座コンサート

私たち しなの のメンバー30名は、10月6日(金)午後2時から岡谷市の諏訪湖畔病院内「ざ・くるま座」に出向き、ミニコンサートを行わせていただきました。
曲目はまず「汽車ぽっぽ」「ほたるこい」「谷茶前ぬ浜」「五木の子守歌」の4曲

次に有志によるコカリナ演奏「エーデルワイス」
鍵盤ハーモニカ演奏「トランペット吹きの休日」
会場の皆さんと一緒にハンカチを使って「好きになった人」をメンバーの湯沢さんのリードで楽しく歌いました。

次に「Stand Alone」「今日もひとつ」「上を向いて歩こう」の3曲
終わりに「ふるさと」を会場の皆さんと一緒に歌いました。

この「ざ・くるま座」におじゃましたのは3回目だったのですが、会場の皆さんの温かい笑顔と拍手に迎えられ、私たちメンバーも精一杯楽しく演奏させていただきました。



ケ・セラ ジョイントコンサート

7月22日(土)松本にあるケ・セラ塾で「ケ・セラジョイントコンサートVol.2」に
しなのから11人で出演してきました。
楽団ケ・セラは、障がいを乗り越え音楽を通じて社会的自立を目指す若者たちの楽団です。

まずはしなののステージ。

7月のミニコンサートのプログラムから「汽車ぽっぽ」~鍵ハモ隊・コカリナ演奏~広川さんの素敵な朗読からの「今日もひとつ」など8曲を披露。

このステージの最後は「風になりたい」を楽団ケ・セラのパーカッションのコラボ演奏で盛り上がりました。

次は楽団ケ・セラのステージ。

クラシックの“新世界”から演歌の“二輪草”まで
幅広いジャンルの数々の曲を楽器・歌・ダンスと趣向をこらした個性あふれる楽しい演奏。

最後はお客様も一緒に「ふるさと」を合唱し、温かい雰囲気の中コンサートが終了しました。

しなののメンバーもノリノリで楽しませていただき、感動でウルウル~。
これからのしなのの活動へのパワーをもらったような・・・

また今回のようなコンサートができたらいいなと思います。
ケ・セラの皆さんありがとうございました♪



女声コーラスしなの ミニコンサート

雨にぬれて、緑がいっそう濃く感じられる7月2日、岡谷市カノラホール小ホールで
【~日頃の感謝をこめて~ ミニコンサート】を行いました。

コンサートの前半は、♪プレイバックイタリア♪ 
四月のイタリア演奏旅行の報告ステージでした。

まずは、ステージのスクリーンにイタリアの教会の写真を映しながら宗教曲を三曲。
照明も落として「教会の雰囲気を感じてもらえるように」と祈りをこめて歌いました。

続いて、和田会長によるイタリア旅行についてのトーク。
イタリア旅行の映像を流しながら、語りました。

「今回のイタリア旅行の目的はふたつ。
ひとつは北イタリアのティエーネ市で行われた「カンテムス2017」という国際音楽祭に参加すること。
しなのは、日本の民謡、唱歌などを歌いましたが、
地元ティエーネの混声合唱団が日本語の歌(高田三郎作曲の「水のいのち」か ら『雨』)を歌ってくれたことがうれしかったです。
終演後の打ち上げパーティーでは、ティエーネの皆さんと言葉が通じなくても知っている曲をいっしょに歌 うことができて、とても盛り上がりました。」

「もうひとつの目的は教会で歌い、その響きを体感してくること。
ティエーネの大聖堂、ミラノの教会でミサ曲を歌いました。その響きに とても感動しました。」

その後は、ティエーネの音楽祭のステージの再現。
「汽車ぽっぽ」「ほたるこい」「谷茶前ぬ浜」など、イタリアで好評だった曲を聴いていただきました。

コンサートの後半は、♪しなの あらかると♪ として、
楽器演奏、独唱、少人数アンサンブルなど、いつもとは一味違う しなの を見て、聴いていただきました。

少ない練習時間でドキドキの発表でしたが、お客様には楽しんでいただけたようです。

そのほか、松下耕先生作曲の団歌、忘年会の出し物からうまれた裏団歌など、
団員の大寺さんのリラックスした司会に団員のインタビューも交えて、いつものコンサートとは違う しなの の一面ををご披露しました。

天気の悪い中、しなのミニコンサートにお出かけいただきありがとうございました。
聴いてくださったお客様の「とても楽しめたよ。」の声に励まされ、
団員一同、次の活動、次のステージへの夢を膨らませています。



第73回南信合唱祭

5月28日(日)第73回南信合唱祭が「しなの」の本拠地岡谷市のカノラホールを会場に開催されました。
年に一度、南信各地から一同に会し、多くの演奏を聴き合えることは、毎年の楽しみです。
今回は、加盟17団体と招待演奏の4団体が参加しました。
開会前、ホールの前の広場にはあちらこちらから練習の歌声が五月晴れの青空に響いていました。

開会式では全日本合唱連盟創立70周年功労者表彰があり、指導者13名の方々が表彰され、
我らが指揮者の佐原玲子先生も「40年以上貢献」されて受賞されました。
また、功労合唱団11団体も表彰され、しなのも「加盟年数33年」で受賞いたしました。

こうして合唱仲間が集えるのも、諸先輩方のご尽力の賜物と感謝申し上げます。
今後もより一層のご活躍をお祈りし、合唱を楽しむ人々の輪がますます広がるよう願っております。
しなのも頑張りましょうね。佐原先生よろしくお願いいたします。
皆様、おめでとうございました。

今回の合唱祭のテーマは「Let’s sing 信州」!
美しい信州ゆかりの曲を歌います。
各団体趣向を凝らした選曲でステージ発表があり、衣装も初夏らしく素敵で、目にも耳にも楽しめました。
第2部では1月の合唱講習会の成果発表もありました。
招待演奏の4団体は、元気いっぱいの子供たちや若者たち、味わい深いオトナの演奏をそれぞれ楽しませて頂きました。

しなのの演奏は、「ほたるこい」「谷茶前ぬ浜」「言葉は」の3曲で、
前2曲は先月イタリアティエネ演奏旅行で歌った曲、
ホールに「蛍の乱舞」や「沖縄の青い海」の情景が広がったでしょうか?
さて、信州にゆかりの曲ですが、長野県合唱連盟が信長貴富先生に委嘱した「言葉は」は混声版でした。
その女声版をしなのが委嘱、4月のあ・し・たコンサートで初演し、今回南信の皆様にご披露が出来ました。
広く永く歌い継がれてゆけば嬉しいですね。

演奏前のトークでは、7月2日(日)カノラホールでのミニコンサートもしっかりコマーシャル!
皆様ぜひお越し下さいね。
整理券が必要ですが・・・

最後は全体合唱、これぞ信州の歌「信濃の国」がホールいっぱいに響きました。
数々の演奏を聴き、多くの刺激を受けた楽しい1日でした。
来年もまた元気でお会いいたしましょう。



イタリア演奏旅行

【さあ イタリアへ】


4/20 フィンランドのヘルシンキ空港で乗り継ぎ、
現地時間の午後6時ころイタリアのミラノ マルペンサ空港に無事到着!
乗り継ぎ時間を除けば約13時間のフライト時間だったにも関わらず、
みんな元気でホテルに向かうバスに乗り込みました。
いつもの元気さのままで、とても 幸先の良いスタートとなりました。
とはいえ長旅の疲れがみんなの顔にありありと現れていました。

4/15に松本のザ・ハーモニーホールでの「あ・し・たコンサート」を終え、
さあこれからイタリア行きの準備!とほとんどのメンバーが考えたと思います。
出発までわずか5日。
ですから、イタリアに降り立つ前に、かなり疲れは蓄積していたのかもしれません。

しかし、その疲れよりも、これからの旅への期待感の方が勝っていました。

【二日目 フィレンツェへ】

ミラノから約300キロバスで走り、
最初に訪れた小高い丘にあるミケランジェロ広場から眺めたフィレンツェは、
月並みな言い方ですが、絵のように美しく、
統一感のある屋根の色とその上に広がる真っ青な空そして白い雲!

「フィレンツェに本当にきたのだなあ」と実感した瞬間でした。


ちなみに私たちがいた1週間はとても天候に恵まれました。
日頃の行いのおかげ?

ガイドさんのあとについて、ドゥオモへ行く途中、
あちこちついきょろきょろしてしまう私たちでした。
しかし、そこは団体旅行ですから、せめて歩きながら写真を撮るくらいでがまんがまん。
迷子にはなれません。


ドゥオモに入って圧巻だったのは、その天井の高さでした。
この旅行では二度教会での献歌を予定しているので、
もしここで歌えたらどのくらい声が響くのだろうと気になりました。

付け足しのようですが、ウフィッツィ美術館の名画の数々はもちろん素晴らしかったです。
ボッティチェリの「春」「ヴィーナスの誕生」はもう少しゆっくり見つめていたかったですね。
カラヴァッジョの「バッカス」はさあーっと見たにしてはとても印象的でした。

【ヴィチェンツァ 街歩き】

翌日はフィレンツェから更に250キロバスに揺られ、訪れたのがヴィチェンツァ。
この旅に出るまで名前も知らなかった町ですが、
ここはルネサンス期の優れた建築家アンドレーア・パッラーディオが手掛けた建築物が多く残っていて
「パッラーディオの街」として知られているそうです。

   

世界遺産として登録されている街並みにはパッラーディオの作品群と、
13世紀頃からの様々な建築様式の建物が当たり前のように生きていて、
さながら、街じゅう博物館状態。

ここでの目玉は、テアトロ・オリンピコ(オリンピコ劇場)の見学。
世界最古の屋内劇場であるこの劇場は、現在も現役で使われているとのこと。


さあ、いよいよ私たちの舞台のあるティエネの地が近づいてきました。

【ティエネ大聖堂にて】

4月23日(日)この旅行の中で一番のスケジュールの日。
ティエネの市内見物も慌ただしく、ホール練習を済ませ、ドゥオモのミサに参列する。

   

私達の席が用意されてあり、ミサの経験のないおおかたの団員は神妙に席に着きました。
パイプオルガンに合わせてティエネ合唱団の厳かな迫力ある声量は鳥肌がたちました。


高く広い教会の中に響く声にうっとり。
司祭様の朗々としたお声は「伝道師」の迫力充分。


聞き取れないイタリア語の中に「ジャパン、シナノ・・」の言葉を聞き、私達が紹介されている事を感じました。
ミサの最後「献歌」に促され一人ひとりに「遠いところからようこそお出でくださいました。」
と両手で握手され緊張と感激に熱くなりました。



発声も充分でなかったのに歌い始めると各パートの声が良く聞こえ気持ちよく歌えました。
アカペラの響き、これぞ教会の建物での体感?『Ave Maria』中心に3曲。

歌い終わると会場の信者さんから熱烈な拍手を頂き感激ひとしお。
潤んだ団員の瞳にみんなが安堵しました。
駆け寄ったティエネの団員に今夜のコンサートの成功を予感させました。


【感動!!!ティエネ市音楽協会合唱団とのジョイントコンサート】

北イタリアのティエネ市で3日間開催された「カンテムス2017」という合唱祭に参加しました。

 

4月22日はフランスからの合唱団 23日は日本からしなの 24日はオランダからの合唱団
とぞれぞれにジョイントコンサートが行われるということでした。 ティエネ市合唱団の方々の温かい歓迎を受け、
TEATRO COMUNARE DI THIENEという伝統ある劇場型のホールで
17:30いよいよ日伊親善ジョイントコンサートの始まりです。
(と言ってもなかなか予定時間どおりに始まらないのがイタリア流らしい)

前半の部は「ちょうちょ」「汽車ポッポ」「ほたるこい」
日本の童謡を中心に隊形や動作でかわいらしさや楽しさを演出しました。
「汽車ポッポ」では駅長さん役の「(シューーー)ティエネー、ティエネー」という掛け声に、
ティエネ市の観客からどっと笑いと拍手が起こり私たちの緊張も少しほぐれました。

続いてのステージは民謡を中心に「谷茶前ぬ浜」「こきりこ」「五木の子守唄」「八木節」。
御柱(おんばしら)の法被を「せーの」の掛け声とともにバシッとはたいて羽織り、
民族楽器や手拍子と掛け声を入れたりソロありの演出でした。
言葉は通じなくても日本民謡独特のふしまわしや雰囲気が伝わるよう体全体で表現することを心がけて演奏しました。

私たちはここでいったん退場し、次はティエネ市合唱団のステージです。
控室で着替えと楽譜の確認や個人練習をしていたので、ほとんど聴くことができませんでしたが、
舞台袖待機の時、「あれ 聞いたことのある曲」と思ったのが
高田三郎の♪ふりーしきれ あめーよ~♪ 水のいのちの「雨」日本語でした。
私たちが飛行機の中、バスの中で楽譜を広げ必死で暗譜をしてきたのと同じように、
ティエネ合唱団の皆さんも日本語の難しい合唱曲を練習してくださったのだと思うと、
何だか励まされているようで心が温まりました。


後半の部は「SALVE REGINA」「AVE MARIA」(松下耕)「主は私の羊飼い」(松下耕)
「YOU REISE ME UP」「さくら」「上を向いて歩こう」
宗教曲がメインのステージですが、午前中の大聖堂の中で歌った時の感動を思い起こし、響きを天に届けるつもりで歌いました。


最後は、合同演奏でイタリアの作曲家 Fabrizio Durlo の「AVE MARIA」
指揮者、伴奏者、ソリストに薔薇の花束贈呈の後、
全員に菊の花が配られ、それを持ちながら「花は咲く」の合同大合唱となり
現地ティエネの聴衆の方々から温かい拍手を頂き幕を閉じました。

その後のレストランでの交歓会では、大きなピッツァを頂きながら、プレゼントや歌の交換で盛り上がりました。
イタリアの人はとにかく陽気で温かい。
ピッツァでお腹いっぱいのところへ、さらに団員の方々手作りのデザートを山盛りに頂きました。

食べる量が半端ない。イタリアの方たちはおしゃべりしながら一人一枚の大きなピッツァをぺろりとたいらげてしまうのには驚いた。
それから蛇足ですが、私たちが「乾杯!」を発声したらイタリアの方たちは「チンチン!」ですって(笑)。
どうもグラスがぶつかる音からそのように表現するようです。他には「サルーテ」とも言うらしいが。

【イタリアトイレ事情】

旅行の最中、添乗員さんから伝えられたことは、すり、置き引きに注意すること、そしてトイレのことでした。

高速道路で、あるいは見学の途中で、どこにトイレがあるか、有料かもしれないなど、
トイレのことをいつも耳にしていた気がします。
日本でも観光地や劇場など、人が多く集まる場所のトイレ前の行列はよく見る光景ですが、
イタリアでは高速道路のSAに日本のように、数も設備も充実したトイレはありませんでした。
少なくとも私たちが行ったところには。
世界有数の観光地にしてはその絶対数が足りないのですね、きっと。
そして、コンビニがない!ですから、気軽に飛び込めないわけです。

それにしても、これだけトイレが・・・という現状なのですから、
もしこれが日本でしたら早めに対応策が講じられる気もします。
自分らしさ、イタリアらしさを大切にする国民性が、トイレ事情にも表れているのでしょうか?

【5日目 ヴェネツィア】

ティエネでのコンサートが終わっての次の日、約90キロの道のりをバスでヴェネツィアへ向かいました。

船で渡った本島は、人人人。
サンマルコ広場やドゥカーレ宮殿に人が多いのはわかりますが、
リアルト橋に行く途中の道は、どこを歩いてもここは渋谷の交差点?正月の初詣?と思われるくらい、
肩をぶつけそうになりながら歩きました。
こんなことでも、さすが世界のヴェネツィア、と、妙に感心してしまいました。

さて、買い物もしながらたどりついたリアルト橋は、橋の欄干に人が隙間なく立っていて、写真を撮るのもちょっと大変でした。
サンマルコ寺院の見事すぎる装飾には、かえって人間の欲望を見てしまった気がして、
他のイタリアの教会とはかなり異なる印象でした。
そんなにたくさん見たわけではありませんが。

でも、メインの通りから少し入ったところに余り人の通っていない道を見つけたり、
カフェで念願のエスプレッソを注文したりして、ヴェネツィアの空気を胸いっぱい吸い込んできました。
確かにまた来たくなる街でした。



【4月25日 ミラノ】

この日イタリアは、ファシズムからの独立記念日ということで全国休日。
ミラノ市内でもデモ行進で交通は規制中。
ミラノのドゥオモから300mのサン・バビラ教会もデモを避けて裏道を案内されるままに。


教会に着いたものの神父様がこの渋滞でたどり着けず。
約束の時間を30分過ぎてやっとお目にかかる。
教会は前の通りがデモの真最中。

でも教会の中は喧騒から逃れ別世界。
美しいフレスコ画の天井やステンドグラスから差し込む光は「天上の世界」の様でした。


祭壇の前に並び歌い始めると後ろの扉から人々が入ってきて静かに聴いて・・・
『Ave Maria』の3曲が終わると拍手。予定外にびっくり。
教会の響きは格別で私達の持っている以上の響きが創り上げられる様です。
旅の疲れがすっと抜けるような気持のいい体感でした。


【旅が終わって】

4/27の朝9時ころ成田空港に到着しました。
東京はすでに桜の季節は終わっていましたが、
長野が近くなるにつれて車窓から山桜など、あちこちで桜を眺めることが出来て、
日本もきれいだなあなどと考えていました。

そして、ティエネの合唱団のみなさんとレセプションで一緒に歌った「Ave verm corpus」や
ミラノのレストランで、洗礼式帰りのご家族の前で歌った「SALVE REGINA」を思い出し、
歌っていいな、みんなで思い切ってイタリアまで行って良かったとうつらうつらしながら思っていました。
もちろん今も思っています。

   



八ヶ岳生まれの あ・し・たコンサート in 松本

去る4月15日(土)の午後、桜満開にあと一歩となっていたザ・ハーモニーホール(松本市音楽文化ホール)にて、
東京から松下耕先生率いる“アヴィス・リベラ”と岸信介先生率いる”こーろ・たまゆら“の皆様をお迎えし、
「あ・し・たコンサート in 松本」が開催されました。
あいにくの雨模様にもかかわらず、ほぼ満員のお客様に来て頂き、ありがとうございました。


この3団体によるジョイントコンサートは、2011年の八ヶ岳合唱の輪コンサートを起源とし、2年前に東京、そして、今回が3回目となります。
“アヴィス・リベラ”、“女声コーラスしなの”、“こーろ・たまゆら”の3団体の頭文字をとって、
松下耕先生が「あ・し・たコンサート」と名付けてくださいました。
さすがに、3回目ともなると、お互い気心も知れ、今回はとてもスムーズに進行する事が出来ました。

前半は、各々の特徴を生かした単独演奏をいたしました。


アカデミックな“アヴィス・リベラ”の合唱、
おおらかで元気いっぱいな“女声コーラスしなの”の合唱、
しっとりと落ち着いた“こーろ・たまゆら”の合唱。

本番は楽屋のモニターでしか、他の合唱団の演奏を聴く事が出来ませんでしたが、
この日のために、お互い忙しい中練習してきた成果を十分発揮したステージとなりました。

“女声コーラスしなの”は、昨年6月に開催された第14回演奏会にて委嘱初演しました
女声合唱組曲「伝言」(詩:北原悠子、作曲:なかにしあかね)を再演しました。
前回はなかにし先生がピアノを弾きながら指揮をしてくださいましたが、
今回は佐原玲子先生の指揮、水戸見弥子先生の客演ピアノで歌いました。
指揮者、ピアニストが変わると、また新しい発見があり、この組曲の素晴らしさを改めて認識しました。

3団体の単独ステージの後は、合同ステージを行いました。


先ずは、松下耕先生の指揮、オルガニストの新山恵理先生によるハーモニーホールのオルガン伴奏で、
松下先生自身作曲の「Missa Secunda」を歌いました。
ハーモニーホールの素晴らしいオルガンの音色と共に、
クリスチャンである松下先生の神への祈り、献身の気持ちが表れた感動のステージでした。

2番目は、岸信介先生の指揮で、女声合唱とピアノのための「南海譜」(詩:谷川雁、作曲:新実徳英)より、
「しらかば」「なまずのふろや」「南海譜」を歌いました。


岸先生がリハーサルで、戦争を知らない世代がほとんどの私達に、まだ先生が小さかった戦時中のお話をしてくださいました。
そのお話を覚えて歌った「南海譜」は、先生の優しい豊かな指揮のおかげもあり、胸に響く演奏となりました。

最後は、佐原玲子先生の指揮で、「言葉は」(詩:谷川俊太郎、作曲:信長貴富)の女声合唱版初演を行いました。


この曲は、もともと長野県合唱連盟が混声版を委嘱した曲です。
男声版はすでに初演済みでしたが、女声版がこれまでありませんでした。
そのため、今回のコンサートのために、“しなの”が信長先生に編曲をお願いしました。
谷川俊太郎先生の美しい言葉に、信長先生の壮大できれいなハーモニーが寄り添うとても素敵な合唱曲を、
3団体総勢62名で合唱し、盛りだくさんなジョイントコンサートのフィナーレに相応しいステージとなりました。

尚、出演した私達は聞く事が出来なかったのですが、
現代の合唱界を代表する、岸、松下、信長先生と我らが佐原先生とのトークも大好評でした。


このように3団体によるジョイントが3回も続くとは、当初はまったく考えていなかったですし、
ジョイントを松本で行うという事は、私達の合唱団がホストとなるという事なので、
開催にいたるまでは、いろいろ整える事がたくさんあり、苦労も多かったと思います。
しかし、終わってみれば、本当に楽しく、そして充実したコンサートになったと思います。
雨まじりの肌寒い天候の中、お越しいただいた大勢の皆様に、心から感謝申し上げたいと思います。

ちなみに、終演後ロビーにて、信長先生のサイン会もあり、
その場で信大混声と出演者による「言葉は」の大合唱でお客さまをお送りすることもでき
最後の最後まで、素晴らしい時間を過ごすことが出来ました。

余談ですが、コンサート打ち上げを東急REIホテルにて行いましたが、
ここでも、トークあり、ゲームあり、岸先生の指揮での全体合唱ありで、とても楽しかったです。
東京から泊りがけでいらした先生方と2団体の団員の方々も、ご無事で日程を終えられた事、感謝です。



長野県合唱講習会

2月5日(日)長野県合唱連盟が主催する合唱講習会がキッセイ文化ホールで行われました。
講師は声楽家(テノール歌手)であり合唱指導者の辻秀幸先生です。
しなのからは11名が参加しました。
今回のテキスト『歌謡デラックス』は「北酒場」「さそり座の女」など本当に歌謡曲が6曲集まった曲集でした。
もう1曲は信長貴富先生の「こころようたえ」でした。


最初「北酒場」からレッスンが始まったのですが、もう5分ごと笑っていたようなものすごく楽しい講習会でした。
先生は大きな身体とよく動く顔の表情とそして素敵なテノールの声すべてを使って私達を歌の中に引き込んでゆきます。
笑いの中に歌を表現するのに大切な事をたくさん教えてくださいました。
  “イントロは大切だよ・・・イントロの間に曲を感じて顔もその歌をうたう顔にならなきゃ・・・”
  “ここはマイクを持ってそして腰を振って歌うんだよ”
  “ここは最後まで歌い切ってそしてその後2回大きくうなるんだよ・・・” などなど・・・・・
楽しい時間が過ぎてゆき、6曲すべて歌い終えたときには会場みんなが笑顔になっていました。

「こころようたえ」はやはり難しくて、私はまたどこかで歌う機会があれば挑戦したいと思いました。

生憎の空模様で講習を終えて外に出たら、一面の雪景色!!
車で家へ急ぎましたが、私の口からは♪北の酒場通りには・・・♪と、さっきの楽しい曲が自然と流れたのです。

終了後の懇親会も辻先生を囲んで、なごやかな雰囲気で行われました。
県下各地の合唱関係者が集まる機会なので、各合唱団からのPRタイムもありました。
しなのも4月の「あ・し・た コンサート」の宣伝をしっかりさせていただきました。
そのコンサートでしなのが再演する「伝言」の作曲者なかにしあかね先生は、辻先生の義妹さんなのです。


そして、「あ・し・た コンサート」の合同演奏では、信長先生に長野県合唱連盟が委嘱した「言葉は」の女声版の初演もあります。
今回の講習会で学んだことも生かして、よりよい演奏を目指したいと思います。
皆さん、是非、お出かけください。



2017年南信合唱講習会

1月22日に伊那市の「いなっせ」で開催された今年度の南信合唱連盟の合唱講習会に、17人のメンバーが参加してきました。
講師は、以前のコンサートで客演指揮をしていただくなど何かとご縁のある伊東恵司先生でした。
午前中に我が佐原玲子先生に事前指導をしていただき、午後1時から伊東先生の講習が始まりました。


  にこやかに登場した先生はご挨拶のあと、「合唱には、まず準備が必要」と、ホワイトボードに「耳」と書き、合唱に必要なことについてのお話を始められました。
     音は聴こうとしなければ耳に入ってこない
     音程、音色、そして息のスピードを揃える
などのお話の後に、ハンドサインを使って、2人で、次に3人でお互いの声を聞きあい、声を合わせることを時間をかけて体験しました。
これまでも何度かやったことはありましたが、改めていろいろ気付かされた時間でした。

講習の曲は、「なみだのあとに」(作曲 松波千映子・作詩 みなづきみのり)で、
作曲者の松波先生が書いていらっしゃるように、大切な誰かに向けてのメッセージのようで、温かい響きと共に歌い終えることができる曲でした。
曲のご指導の際にも、息の流れのこと、子音を出すのは言葉の表情を出すことが目的である、作曲家の意図を感じて歌おう!などなど、
その曲の持つメッセージをどう歌えば聴く人に伝わるのか常に考えることの大切さなどを、柔らかい表現で私たちに語りかけてくださいました。

とはいえ、1回の講習ではなかなか歌いあげる、というところまではいきません。
今年の南信合唱祭でもう一度発表することにもなりましたので、この講習会で得たことを各合唱団に持ちかえって日頃の練習に生かせるといいなと思いました。
そして作詞者の「みなづきみのり」とは、伊東恵司先生の作詞をなさる時のペンネームなのです。
ですから、作詞者の思いも受けていい演奏ができるように頑張りましょう!!
あっという間の密度の濃い3時間でした、伊東先生ありがとうございました。




2016年の活動

2016年の締めくくり

12月20日、今年の“歌い納め”のあと、総会と食事会の会場である湖苑に移動。
席にはかわいい折り紙で作ったサンタさんがお出迎え。それだけでほっこり幸せな気持ちになりました。

会長さんから「2016年のあゆみ」の報告があり、1年間の様々な行事、思い出が相馬灯のように浮かんできました。
続いて会計報告、次年度の活動予定などお聞きし、いよいよよお食事会となりました。
今回は、各自が好きなメニューを注文するという新しい試みで、お財布にやさしいのも嬉しい!
どのテーブルも会話が弾み、賑やかなこと、にぎやかなこと。

会の終わりに、精鋭メンバーによるトーンチャイムの「聖夜」に心洗われ、しなのの団員でいられる幸せをいっぱい感じました。
(アンコールがなかったのが残念!)
新しい年も、明るく元気に頑張りましょう!!



クリスマスコンサート in さわやか絹の郷

12月13日、老人ホーム さわやか絹の郷 で クリスマスコンサート施設訪問を行いました。
しっとり 「埴生の宿」から始まり
童謡唱歌…
とお馴染みのプログラムかと思いきや、続いて演奏されたのは 、なんと懐メロや演歌
フルートやオカリナも交えて、皆んなで大合唱。
ハンカチを使って演歌の歌心も味わいました。


ちょっと待って…!
今日はクリスマスコンサートでは?
と言う事で、クリスマスの歌も 鈴などの楽器で賑やかに歌いましたよ。
ぶっつけ本番だったトーンチャイムでの「きよしこの夜」は、心はドキドキでしたが しっとりと演奏する事が出来ました。
施設の方々も、涙を流されなり、笑ったり、楽器を鳴らしたりと忙しかったけど 楽しんで頂けたと思います。
一番楽しんでいたのは、しなの のメンバーだったかな?



オペラ『御柱』公演

11月27日(日)雨のカノラホールに1000人を超えるお客様をお迎えして、無事上演なりました。



女声コーラスしなのからは11名が参加。
ご覧の通り、古代の「村人」になりきりました(笑)


1年以上前から練習を重ね、(スタッフの方々はそのずっと前から準備を進めて下さり)迎えることができた本番の日。
様々な事情で途中でリタイアせざるを得なかった仲間も客席で応援してくれました。
家族がみんな元気でいてくれるから、平日夜や週末の練習にも心置きなく参加することができ、感謝です。

御柱祭の年に上演を重ね、4回目となるこの舞台、
当初、今回は演奏会形式で、となっていたステージも状況が変わり、しっかり演出もつけて頂けるようになりました。
合唱団1人ひとりにも違う衣装があり、メイクの指導も受け、ステージ上では、ただの合唱団ではなく舞台人として振る舞うことが要求されました。



合唱の演奏会ではけっして当たることのないような照明が当たり、シンプルな雛壇が諏訪湖になり、霧ヶ峰になり、戦(いくさ)場になり・・・。

オペラのステージというものは、ステージ上には見えない本当にたくさんの方々が、
互いに信頼しあって、それぞれの持ち場で分刻みの役目をきっちり果たして、造り上げられているということを知りました。

下諏訪にお嫁に行ったメンバー、諏訪出身の塩尻在住のメンバー、諏訪地方には関係ないメンバー、皆んなそれぞれですが、
プロローグの木遣り、1景の自然への賛歌、最後のクライマックスの大合唱…色んな場面で涙し、感動しながら歌いました。

今後も是非伝えていきたい、素晴らしい舞台に参加できて、幸せです。
次回6年後は…どうなってるでしょう?参加出来るかな(笑)



2016岡谷市民音楽祭

第73回岡谷市民音楽祭~愛情あふれる手作り音楽祭へようこそ~が開催されました。
我がしなのは第3部の最後から2番目に27名で参加。
なかにしあかね先生の女声合唱組曲『今日もひとつ』より“秋のあじさい”と湯沢座長の詩の朗読付き“よろこびが集ったよりも”の2曲を披露!



今年のカノラホールでの演奏は6月のコンサートに続き2度目、みんなでホールを鳴らして?歌うことができました。
他団体の趣向をこらした楽しい演奏~素敵な秋の一日でした。



第52回長野県合唱祭

第52回長野県合唱祭は“上田合唱秋の陣”と称し、10月9日(日) 新設2年目のサントミューゼ大ホールにて行われました。

  

今回は なんと しなのとは地震ツナガリの松下 耕先生のアトリエ 、そして 耕友会のトップコーラス、あこがれのBrilliant Harmonyの皆様をお迎えしての演奏会。

超豪華!秋の祭典にワクワク。

午前中、耕先生のアトリエ「すこやかに おだやかに しなやかに」では、作品のアナリーゼ、歌うノウハウはもとより、
ご自身の心の葛藤、煩悩、背景より紡ぎ導かれた曲、旋律の持つ力、意味、詩の情景、印象の重なり合いetc.
ユニークに、あっさり、語って下さり、(中々聞けない深イイ話もね) 耕先生の持つ感性に少しでも近づく事ができたような気がしました。
そして発表演奏での指揮中の耕先生の目語りは、私達に大変刺激的かつ貴重な瞬間を体感させて頂く事ができたと思います。

午後は県内色様々な合唱団の演奏披露。楽しめました。

しなのは第14回演奏会で なかにしあかね先生に委嘱した「伝言」より3曲。
ホールの響きに耳を傾けながら演奏できました。課題も残りましたが…。

  

そして超目玉、Brilliant の皆様の演奏。
ホント素晴らしい!メリハリの良さ、洗練されたテクニック、ハーモニーバランス、色彩感豊かな音。
もう~どうしたらあんなにステキな演奏が…。

大変な感銘を受け、しなのも現状維持、いや、更なる上を目指し(歳だけでなく)来年のあ・し・たコンサートに向けて頑張る気持ちでいっぱいになりました。

懇親会ではさらに盛り上がり、迫力の男声合唱、又々Brilliantの皆さんの演奏、しゃべくり食べくり秋の夜長、合唱三昧の充実した一日が~私達の心を紅く染めて~終了しました。
決して枯れて散らない様に(笑)



役員の皆様、佐原先生、それから我等信頼おける司会役の和田会長お疲れ様でした。
耕先生、Brilliantの皆さんありがとうございました。
あ・し・たコンサート よろしくお願い致します。



かやぶき倶楽部コンサート

7月16日 伊那市金鳳寺の「かやぶき倶楽部でコンサート」に出演させていただきました。
この道でいいの?前にも後ろにも車ないよ?私だけ?!少々不安な気分で両側田んぼの中、山へと続く道を走っていきました。




階段登るとかわいい番犬が出迎えてくれました。
風通しのいいちょっとひんやりするお部屋に通され、時間が止まったような空間、お堂で歌います。



お客様の顔が後の方までしっかりひとりひとり判るほどの距離です。
なつかしい歌に口ずさんでる方、じーっと一点を見ている方、微笑んでる方、いろんな思いを巡らせてるのでしょう。
私たちの心を込めた歌声しっかり届きましたか?
少々の失敗ご愛嬌、手が当たりそう「ごめんなさい」

皆さん最後まで楽しんで聴いて下さりありがとうございました。



後半は会場の皆さんと一緒に長野県にゆかりの歌を、佐原先生の解説つきで楽しく歌わせてもらいました。
知らないことばかりでした。豆知識が増えました。

ご褒美?に手をかけて下さったカレー、お漬物をたくさんいただきました。ご馳走様でした。
若かりし日の頃の合宿思い出しました。
涼しい風に送られ、次のコンサートに向け練習するぞと思いながら満ち足りた気分で家路につきました。



第72回南信合唱祭

6月19日(日)、駒ケ根文化会館において第72回南信合唱祭が開かれました。

「珠玉の一曲を歌う」をテーマに掲げ、17団体およそ350人のとっておきの曲が会場を響かせました。
ステージの構成や衣裳、パフォーマンス、曲への取り組み方が伺い知れる至福のひととき。
年々レベルが上がっているのは素晴らしいと思いました。


さすがに自分たちの演奏にはその気分に浸ってはいられませんでしたが、声がよく響くステージでお互いの声も良く聞こえ「歌いやすい」印象で、気持ち良くステージを降りました。

折しもこの日は「父の日」、男性陣に敬意を表し宴芸会でない「いざたて戦人よ」を圧巻の合同演奏で聴かせて頂きました。
歌っている男性の顔が誇らしげでしたよ。

また司会の方の細やかな心配りに、アットホームな暖かい会場の雰囲気が創り上げられました。
「くまモン募金」を会場に呼びかけ、熊本地震の復興を願うと共に、こうして歌えることの喜びを思い起こさせてくれました。
 運営スタッフ、連盟の役員さんが大分入れ替わり、皆さんの前でご紹介があり、この面々で牽引していくという力強さを感じました。
この力が集まってこそ南信合唱連盟です。このような積み重ねが第72回合唱祭と成ったわけですね。
ありがとうございます。今後もよろしくお願いします。
 



あがたの森サタデーコンサート
3月12日(土) 「あがたの森サタデーコンサート151回例会」に出演しました。 会場は国の重要文化財。木の温もりや趣ある建物です。

  

ソプラノソロとピアノトリオをしっとり聴いたあとに、ビタミンカラーの衣装で舞台いっぱいに(舞台下にも!)広がって楽しく歌いました。
悩殺ポーズもあり!?


お客様もとても良い表情で楽しく聴いてくださり、外は前日からの春の雪で寒かったのですが、会場は暖かい音に包まれました。



この3月12日という日に、今もなお不安と不自由な生活を強いられている大勢の方がいらっしゃることに思いを馳せながら、
福島の詩人 和合亮一さんの詩に新実徳英先生が曲をつけた「重なり合う手と手」を歌ったこと、忘れません。

次の6月25日(土)カノラホールでの演奏会に向けて、ますます練習に熱が入ります。乞うご期待!



南信合唱連盟新年懇親会

2月21日、南信合唱連盟新年懇親会に、しなののメンバー11名で参加しました。
今年は、岡谷地区が皆様をお迎えする当番なので、会場のセッティングなどのお手伝いをさせていただきました。
総勢88名が8テーブルに分かれ、会食をしながら、和やかにスタート!




余興コーナーで私たちしなのは、松下 耕先生に作っていただいた団歌を美しく?ハモり、
続いて歌った「裏団歌 しなののうた」で大盛り上がりでした。



8テーブルで競った、歌う聖徳太子ゲーム(グループメンバーが同時に違う歌を歌い、曲名を当てるゲーム)も、盛り上がりました。



普段は、あまり話したことのない他の団の皆様と楽しい交流ができ、6月25日のしなのの演奏会の宣伝も、しっかりできました。
懇親会に参加した皆様が、たくさ~ん演奏会に来てくださると嬉しいなあ~!!



長野県合唱講習会

新春恒例、県合唱講習会が1月11日(祝)キッセイ文化ホールにおいて行われました。

講師に相澤直人先生をお迎えして、
テキストは、
相澤直人作曲 さくらももこの詩による混声合唱曲『ぜんぶここに』より「ぜんぶ」
高田三郎作曲 混声合唱組曲『水のいのち』より「雨」「海よ」 の3曲。


「合唱は息の芸術」から始まり、「こういう方法があったんだ!」と納得したり、再確認したり、わかりやすいお話にすっかり引き込まれました。
1日がかりの講習でしたが、わくわくした時間は、あっという間に!
また、相澤先生とご一緒できるといいです。


講習会終了後の懇親会では、4月に相澤先生の指揮で「Ensemble Sakura-Note」のメンバーとして、ニューヨークのカーネギーホールでの演奏会に参加する5名を含めて、先生にごあいさつ。
ピアニストの水戸先生からいただいたご縁で合唱の輪が広がったことに、改めて感謝しました。
寒い冬のとってもホットな1日でした。





2015年の活動

忘年会2015

12月25日は、しなのの忘年会でした。午前中2時間歌い込んで、声の調子も絶好調となったところで会場に移動。
和田会長挨拶の後、それぞれのパートの出し物発表です。



ソプラノは、ピアニカと家庭パーカッションの合奏です。
裏団歌もあったね。

   


アルトは、寸劇と歌でした。
しなこも登場したね。

   


メゾは、リコーダーとベルのアンサンブル、「旅愁」と「埴生の宿」をミックスして『旅愁の宿』でした。

   



定演まであと半年、まだ不安がいっぱいだけど、頑張って走っていこうね。



第72回 岡谷市民音楽祭

南北に長~い 長野県各地から集まっている「しなの」ですが、11月3日に 練習場所である岡谷市の市民音楽祭がカノラホールで開催されるとの事。
早速 参加しました。



来年6月に予定されているコンサートを行うホールでもあるので、最高の予行練習となりました。
曲目は、コンサートでも歌う予定の楽しいポップス、松任谷由実さんの「緑の町に舞い降りて」と、ザ・ピーナッツでお馴染みの「恋のバカンス」の2曲です。
熟女パワー爆発!できたかな?



ウェルハート岡谷 ボランティア演奏

敬老週間の9月18日にボランティアで、岡谷市の老人介護施設、ウェルハートおかやを訪問し、ミニコンサートを行いました。



湯沢座長とアルトメンバーによる「黒の舟唄」(左)

「虫の声」は色々な楽器をご一緒に鳴らして楽しみました。(右)

   

私たちの歌に笑顔でリズムをとって下さる方、また感激の涙を流しながら聴いて下さる方、
皆さんと一緒に歌うコーナーでは大きな声で歌われて、合いの手を入れて下さる元気なお年寄りもいて、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。

そして、団員のほうがご利用者様から力をいただいて参りました。




南信合唱祭

若葉が美しい5月24日に、駒ケ根文化会館に22団体が集い、南信合唱祭が行われました。
各団体とも趣向をこらし、持ち味を発揮され、たいへん楽しいひと時でした。
テーマは「NIPPON」~春夏秋冬~


しなのは、4月の東京でのジョイントコンサート「あ・し・た・コンサート」の合同曲で、松下耕先生作曲の 「主は私の羊飼い 詩編23」の日本語訳を歌いました。
私たちは『日本語を大切に歌いましょう!』をテーマに結びつけました。

ピアニストにスポットライトを当て、前奏が始まると少しずつ照明を明るくし、礼拝する人びとが静かに教会へ集まるという演出で登壇しました。
おごそかなピアノの音とともに会場が静まりかえり、私たちは祈りの言葉として愛されよく唱えられてきた詞を、主への感謝の思いが伝わるよう心をこめて歌いました。

日頃の佐原先生のご指導に添って、思いが会場の奥まで届けられたでしょうか・・
とにかくすてきな曲!心が洗われて涙が出るような曲です。


全員合唱は、2月22日の南信合唱講習会で伊東恵司先生にご指導いただいた「ほらね、(いとうけいし作詞、まつしたこう作曲)」を、気持ちよく歌い上げました。
こちらも心温まる曲!

~歌は あなたの大切な友だち~



八ヶ岳生まれの 「あ・し・たコンサート」

<あれから4年・・・東京で『あしたコンサート』>

4年前の2011年5月。
新緑が目に染みる八ヶ岳音楽堂で「アヴィス・リベラ」「女声コーラスしなの」「こーろ・たまゆら」の3団体が集う機会に恵まれました。
東日本大震災から2ヵ月余り。開催自体危ぶまれた中でのジョイントコンサート。
歌えることの喜び、そして遠くから足を運んでくれたお客様への感謝で胸が熱くなったのを思い出します。

3団体の出会いは、毎年秋に行われている「八ヶ岳高原合唱フォーラム」。
そこから生まれた「八ヶ岳合唱の輪コンサート」の記念すべき第1回目の演奏団体という形でジョイントが実現。
その打ち上げの際“今度はぜひ東京で!”と松下耕先生が声をあげてくださり・・・



あれから4年。本当に実現したからすごい!

それぞれが練習を重ね、経験を積み、2015年4月11日再び東京(第一生命ホール)に集合。

その名も『あしたコンサート』(「アヴィス」のあ、「しなの」のし、「たまゆら」のた)

各団の指揮者 岸信介先生、松下耕先生、佐原玲子先生のお力添え、役員の方々のご尽力、
そして何より当日あいにくの雨にもかかわらず聴きに来てくださったお客様に感謝の1日でした。



<ホールに響く“至高の音”を求めて・・・>

単独のステージは、北川昇先生に委嘱し、昨年10月に初演した『繰り返す音よ』(詩:浅野はつ子さん)を披露。
1年近くあたため、歌えば歌うほど大好きになりました。
最終曲に「すべての人をしあわせにする至高の音を・・」という歌詞。
そんな音に一歩でも近づけたら・・・しなのの大きな大きな願いです。

今回のステージはほんの少しですが、ホールに響く自分たちの音を聴く余裕、そして伝える意思を持ちながら歌えた気がします。
いつも佐原先生にしどうされていることなのですが。

また水戸美弥子先生のピアノからは彩(いろ)・香り・光が感じられ、あの音に溶け込むように歌いたいという気持ちにさせていただきました。

佐原・水戸両先生のおかげで貴重でしあわせなステージでした。



<これから○年・・・またいつか、どこかで>

八ヶ岳で結ばれた絆が東京へつながり、更にどこかで実を結ぶことができたら・・・
それを楽しみに日々練習に励み、今回よりグレードアップしたしなのでありたいと思います。



南信合唱講習会

2月22日(日) 辰野町民会館で南信合唱講習会は開かれました。今回は伊東恵司先生を講師にお迎えしました。

テキストは、
   「ほらね」  作詞:いとうけいし    作曲:松下 耕
   「翼」    作詞:みなづきみのり  作曲:北川 昇 の2曲です。


参加した団員の感想です。

『久しぶりに合唱講習会に参加しました。
午前中はまずみっちり練習をしました。練習不足の私にはとても有難い練習でした。
午後1時からは伊東先生がお見えになりました。まずは1時間かけて発声とハーモニー(和音)の作り方をやりました。
先生の手にかかれば魔法にかかったみたいに上手に出来ます。
次にコーラスで大事なことは、言葉、メロディー、ハーモニーと言われました。
言葉の冒頭の歌い方が大事と言われ、先生は幾通りもやって下さいました。
先生のやさしく、分かりやすいお話に引き込まれ時間の経つのを忘れるほどでした。
松下先生、北川先生の素敵な曲に出会えて幸せな気分になりました。
でも私自身がもっと勉強しておけばもっと良かったと思いました。
午前10時から午後4時までという長い時間もあっという間でした。楽しい一日でした。』


講習の合間には、しなのの参加者みんなで、2012年の演奏会でとてもお世話になった伊東先生の控え室にご挨拶に伺いました。
終了後の懇親会も和やかな雰囲気で盛り上がりました。



2014年の活動

2014年 忘年会

2014年のしなのの忘年会は、岡谷の“メモリー”にて盛大に行われました。
今回はメゾが当番。まずは会長・指揮者・ピアニストのあいさつから始まり、会計の石田さんの音頭で乾杯~!!



“メモリー”のお料理は、もつ鍋・パスタ・サーモンのサラダ・ちらし寿司などいろいろ和洋折衷でテーブルを回転させながらおいしく楽しく頂きました。

そして盛り上がったところで、まずは「たまちゃんの替え歌詞コーナー」。
♪“森のくまさん”のメロディーにいろんなうたの歌詞をあてはめて歌い、その歌を当てるもの。これがけっこう難しかった・・・。

そして恒例の「各パートの出し物コーナー」

ソプラノは「信濃の国」を「しなのの日常」と題してみんなで替え歌を。



メゾは「シンコペーティドクロック」をピアニカ・リコーダーなどで格調高く合奏を。(1回で終わってよかったぁ)


アルトはなつかしの「黒の舟唄」を湯沢座長のもと調子よく朗々と歌いあげました。
♪ロウ アンド ロウ~♪



それぞれのパートのカラーのよくあらわれた出し物となりました。

最後はお楽しみ、ビンゴゲーム!!
メゾが持ち寄った数々のお宝(?)を景品に・・・とっても盛りあがりました。
やっぱ、これですね 忘年会は・・・。

そして 副会長の一本締めでお開きとなりました。

2014年は演奏会が沢山あって充実して突っ走った一年でした。さて2015年はどうなるのでしょうか・・・。



諏訪赤十字病院ロビーコンサート

11月26日(金)の夕方、諏訪赤十字病院のロビーで歌わせていただきました。
女声コーラスしなの としてここで歌わせていただくのは2回目です。

オープニングはこの地にゆかりの鈴木敏史さん作詩、寺島陸也さん作曲の「星の美しい村」、
続いて「ずいずいずっころばし」は手遊びを交えて(若めの団員はやり方を知りませんでした)、童謡のメドレーへと続きました。
10月の演奏会で歌った曲からも何曲か歌わせていただきました。
恒例となりつつある、湯沢座長の「皆さんもご一緒に」のコーナーも楽しく。

入院中の患者さん、ご家族の方、外来にみえた方、病院のスタッフの方、そして、しなのが歌うからとわざわざ足を運んで下さった方、
皆さん熱心に耳を傾けて下さいました。

短い時間でしたが、目の前のお客さんと歌を通して交流できたこと、幸せでした。

   



第71回岡谷市民音楽祭

今年も11月3日文化の日、第71回岡谷市民音楽祭がカノラホールで開かれ、しなのは午後の部に参加させていただきました。
しなののプログラムは、「道化師のソネット」と「重なり合う手と手」。
例年同様、文化の日ゆえ様々な行事が重なるなか、 なんとかやりくりして駆けつけた団員もいたりしましたが、会場の皆様にしなのサウンドをお届けすることができ、
嬉しく思いました。
幅広い年代で多彩なステージと盛りだくさんの秋の1日でした。



諏訪湖ハイツ ロビーコンサート

9月12日(金)
いつも しなのが練習会場としてお世話になっている、諏訪湖ハイツでロビーコンサートをさせていただきました。
10月の演奏会のPRもしつつ、演奏会のプログラムから、いくつか聴いていただきました。
しなのの歌声を楽しみに来て下さった方、たまたまお風呂に入りに来た方、子どもを遊ばせに来ていた方、皆さん短い時間でしたが、私たちの歌声に熱心に耳を傾けてくださいました。
童謡メドレーを一緒に口ずさんでくださるお客様の笑顔はとても素敵でした。



第51回長野県合唱祭

6月15日に岡谷市カノラホールで長野県合唱祭が行われました。
私達しなのは、南信合唱連盟の一員として、参加しました。

午前中は、お江戸コラリアーずの指揮者・山脇卓也先生から、ラトビアの合唱曲を講習していただきました。
ラトビアは、バルト三国の一つであること、5年に一度ラトビア合唱祭(ユネスコ無形文化遺産)が行われるなど、映像をまじえて、お話してくださいました。
合唱曲は、百万本のバラの原曲を作ったライモンズ・パウルスさんの曲でした。ラトビア語は難しかったけれど、楽しい講習でした。


午後は、4地区の若手の先生方による愛唱曲コーナーから始まり、私達は、木下牧子先生の曲を全7曲中、4曲歌いました。
南信地区の皆さんと声をあわせて歌えてとても楽しかったです。「おんがく」は難しかったけど・・・。



お江戸コラリアーずの客演は素晴らしいものでした。
ひとりひとりが、自信をもって歌っているそんな姿勢をみて少し反省しました。




そして、最後は、会場全員で、「言葉は」「大地讃頌」でしめました。やっぱり「言葉は」いい曲だなぁとつくづく思いました。

懇親会では、我がしなのの会長が司会をしました。小スペースに大人数詰め込んだ会場で、大変そうでした。
ここでも、お江コラさんたちのパワーがすごかったです。2時間という短い時間でしたが、とても楽しかったです。

長~い一日でした。でも、合唱三昧の楽しい一日でした。





2013年の活動

忘年会
12月20日(土) 岡谷市のイタリアンレストランで2013年の総会と忘年会を行いました。
恒例のパート別の出し物、ソプラノは“ホクトのきのこ”を歌と軽快なダンス(?)で、アルトは美しい歌声で“アメージンググレイス”とクリスマスソングを手話付きでみんなで輪唱、メゾはハンドベルで“涙そうそう~花は咲く~荒野のはてに”を演奏、お店いっぱいに素敵な音色が響きわたりました。

美味しい料理をいただきながらの楽しい時間、最後に“上を向いて歩こう”を合唱し、2013年の歌い納め、締めくくりとしました。

   



「地上の祭」演奏会

「地上の祭」演奏会(11月24日カノラホールにて開催)に参加して、

「まず、武井武雄の絵と詩を見て、なんて楽しくて、不気味で、不思議な絵なのかしらと顔を近づけて細かな所まで覗いてしまった。詩も難しい言葉が多かったけれど、なんだかワクワクしてくる。糀場先生の曲はその強烈な絵と詩にしっかりと組み合って、本当に魅力的な曲ばかりだ。詩にある情景が、頭の中に次々と浮んできて飽きさせない。歌う程に好きになっていく。皆それぞれの思いを込めて、真剣に歌っている。ぎりぎりまで練習して本番は、いい力が作用したような気がする。」

このすばらしい曲たちを歌うことができて本当に幸せです。来年5月3日に横浜で行われるコンサートでの再演が楽しみです。

ソプラノN 記



第70回岡谷市民音楽祭


11月3日、カノラホールで岡谷市民音楽祭が開かれました。しなのは毎年参加させて頂いておりましたが、昨年は都合により参加できず。今回は2年ぶりの列座になります。

しなののプログラムは「十日夜のわら鉄砲」「上を向いて歩こう」の2曲でした。衣装も全員モノトーンでクールにきめています。佐久地方のわらべうたと、昔懐かしの歌謡曲、どちらも団員に親しみのある曲で、生き生きと歌う事ができました。

出場団体も多く、どの団体の演奏も素晴らしかったです。趣向を凝らしたステージに、観客も一丸となって楽しんでいました。午前の部の最後には、参加者全員で「ロマン街道」「ふるさと」を合唱。しなのはステージに立って、会場を盛り上げました。



 諏訪湖畔病院 くるま座コンサート

6月28日(金) 『湯沢座長とSNN28』と称し、くるま座のステージにたちました。くるま座で歌うのは2度目になりますが、皆さまがとても温かく迎えてくださりとてもうれしい気持ちでいっぱいになりました。


☆SNN28とは、AKB48に対抗?してSINANO(しなの)の28人という意味です。(*^_^*)

オープニングは真っ赤な太陽…。
童謡メロディーやなつかしの朝ドラの主題歌を歌ったり、今回は3つのチームを作り「青い山脈」「君といつまでも」「東京キッド」をチーム対抗で競ったりしました。…どのチームが良かったかな?

衣装も今まであわせた事のない組み合わせ。グリーンのドレスにピンクボレロ。しなので一番若い団員の発案で…大丈夫??と皆一瞬思いましたが、あらら、以外にかわいい!ピンクのちゅうりっぷ(*^_^*)みたい!

座長コーナーでは、今年世界遺産に登録された『富士山』の歌を手遊び風にして体を動かしたり、客席におりて一緒に歌ったりしました。 やっぱり音楽っていいですね…はじめてお会いした方でも、ほんの一時でも、自然に心も体も触れ合って口ずさみ始めてる…素敵ですね♪


人生の思い出とともに浮かんでくる歌があるように、今日みなさんと楽しい時間を過ごしたことが私たちSNN28の思い出になり糧になりました。

くるま座にお見えになった方、スタッフの皆さまありがとうございました。



第69回南信合唱祭



5月26日、伊那文化会館で南信合唱祭が行われ、加盟18団体と伊那西高等学校合唱クラブ約400名集まりました。今年のテーマは、“日本を元気にしよう!!”で、「花は咲く」を全員合唱、短い練習でしたが、声をそろえて歌う事が出来ました。

しなのの団紹介では、長所は、前向きなチャレンジャー。短所は、おおざっぱで忘れっぽく、怖いもの知らず。花に例えると…は、願望もあって、カサブランカ。元気の源は、みんなでおしゃべりしながら食べるお昼としました。短所の忘れっぽい・・・という紹介には、同年代の司会者さんも、私たちも同じですと、コメントしてくれました。

今回は、「Dona nobis pacem 」と「だましてください言葉やさしく」を歌いました。「Dona nobis pacem」は、ホールが鳴るように、「だましてください言葉やさしく」は大人の心理が伝わるように歌いました。

これからも、アンサンブルの向上とアンチエイジングに励みたいと思います(^ ^)/



佐原玲子と歌の仲間たちコンサート



佐原玲子先生にご指導頂いている、5団体で合同コンサートを開こうと決め、実行委員会を立ち上げてからおよそ1年半・・・
4月28日(日)の午後 岡谷カノラホールで“佐原玲子と歌の仲間達コンサート”を開催しました。
参加者は、川岸女声(混声)合唱団、歌い人ごんべ、カノラ少年少女合唱団、SKジュニア合唱団、女声コーラスしなの の5団体、総勢280人余り。下は小学1年生から80才近いご年配の歌大好き、佐原先生大好きな仲間達が一堂に会して、聴きにきて下さったお客様に素晴らしい合唱をお届けする事が出来たと思います・・・自画自賛・・・



各団の単独ステージ、女声合同、男声合同、少年少女合同、全員合唱とバラエティーにとんだ構成で、歌っている私達も本当に楽しい、有意義な時間と過ごしました。いつもは独自に活動し、レベルも様々な仲間達ですが、日頃から、佐原先生からご指導頂いているという共通の意識がすべての合唱団にあるので、合唱だけでなく、運営面でもスムーズに進行した今回のコンサートでした。

“やっぱり合唱の仲間達っていいなぁ・・・音楽って性別、年代を超えて共有できるんだなぁ・・・“ と演奏会が終わって、つくづく感じました。

聴きに来て下さった、たくさんの皆様に感謝したいと思います。



南信合唱講習会

2月17日(日) 辰野町民会館において南信合唱講習会が行われました。木下牧子先生をお迎えすることになっており、事前練習も重ねてきました。午後1時に講習会が始まり、最初の曲、混声「にじ色の魚」を歌い終わると、「すごくきれいで、何も言うことがありません。」とおっしゃっていただき、ホッとしました。さらに、「もっと良くするためには各パートのバランスが大切。情景を思い浮かべながら歌う。合唱は立体的なものなのでペタンコに歌わない。」等のアドバイスをいただきました。
女声合唱「棗の歌」では、「テンション高く明るい声で歌いましょう。楽譜が設計図でそれをよく読んで大工さんのように立体的建物を建てて下さいね。」とわかりやすい説明をしていただきました。

最後に「合唱とは言葉との連動、バランスのみです。言葉を歌い飛ばさないようにしましょう。注意するとすぐに反応してもらえてよかったです。」と講評をいただけました。懇親会には7名が参加し、木下先生を囲んで楽しいひと時を過ごしました。




新年会

1月11日、歌い初め、総会に続き、新年会が行われました。おいしい料理に話しもはずみ、身体も心もぽっかぽっかになりました。



今年の新年会はアルトの企画で進めました。しなのの目標でもある「アンチエイジング」の歌(?)を歌い(歌詞カードを壁に貼っておくという声多数)、宴会には外せない曲を輪唱し、アルコールなしでも大宴会?!
今回、豪華景品がもらえるお楽しみのゲームは「とんがりコーン・ロシアンルーレット」。とんがりコーンの中に1つだけからし入りの物を作り、それを食べた人を当てるゲームです。私、最後のグループで、アルトの皆さん特製「からし倍増・スペシャルコーン」を見事頂戴いたしました(涙)…辛いの苦手です(涙) 本当に泣きました(笑)その次には、漢字を使ったゲーム。皆さんの反応の速さにびっくりでした。

というわけで、楽しい時はあっという間に過ぎ、今年の活動エネルギーを充電しました。 今年も何ができるか、ワクワク、楽しく歌っていきたいです。





2012年の活動

クリスマスコンサート in ウェルハート

平成24年12月21日に岡谷市の「ウエルハートおかや」で、二回目となる訪問クリスマスコンサートをさせていただきました。みなさんの温かい拍手と共に始まったクリスマスコンサートは、まず童謡メドレーから。「赤い靴」のピアノ伴奏が流れたとたんに、なつかしいそうなお顔がいくつも見受けられ、「七つの子」「十五夜お月さん」と曲が進む内に、いっしょに口ずさむ方が少しずつ増えてきました。楽しんでいただいているのかな?少しほっとした思いがわいてきました。メドレー最後の「月の沙漠」ではたくさんのみなさんと一緒に歌えて本当に楽しかったです。




次はお待ちかね、クリスマスソングです。「きよしこのよる」を全員で歌った後は各パートごとの出し物でした。



ソプラノは「サンタがまちにやってくる」を振りをつけて歌いました。♪サンタクロース イズ カミング ツー タウン♪のカミングのポーズがかわいかった?



メゾは「もろびとこぞりて」を歌とリコーダーで演奏しました。心に染みいるハーモニーだったと、ここでも自画自賛ですいません。



アルトは「あわてんぼうのサンタクロース」を鈴やタンバリンなどの楽器を使いながら演奏し、途中サンタクロースになりきった団員が、会場のみなさんと手を取り合って踊りました。踊ったつもりです。

次は、「大きな栗の木の下で」を栗の木の下でだけではなく“大きな柳の木の下で”でやってみたりと、聴いていただくだけではなくみなさんと手遊びをして楽しみました。“柳の木の下”ですから、皆さんの手つきも何やら少し“おばけ”めいていましたね。

この後は「あなたはどこに」「秋桜」「川の流れのように」を歌いましたが、歌いすすむうちに会場のみなさんと、思いを共有できた気がします。とてもうれしいことです。その思いはアンコールの「いい日旅立ち」「ふるさと」を歌っている間にさらに強くなってきました。
訪問クリスマスコンサートを通してわたしたちは今回もこちらが感動をいただき、とても温かい気持ちになれました。ありがとうござました。これからも歌を通じて多くのみなさんとのふれあいを大切にしていきたいと思っています。



なにわコラリアーズとのジョイントコンサート

2012年11月10日(土)塩尻市のレザンホールにて、私たち「しなの」の念願であった男声合唱団との(しかもあの「なにわコラリアーズ」さんと)ジョイントコンサートを無事終えることができました。 「なにコラ」さんの爽やかでかっこよく、時に力強く、時に甘く繊細な歌声、そして洗練されたパフォーマンスに、いらしてくださったお客様も魅了されたのではないでしょうか。  そしてもう一つ、信長貴富先生に新曲を作っていただいて初演するという私たちの夢が叶いました。しかも客演指揮に伊東恵司先生、ピアニストに水戸見弥子先生をお迎えして・・・身に余る光栄です。 信長先生が作って下さった「だましてください言葉やさしく」は本当に素晴らしい曲です。大好きです。思わず私たちだけの曲にしておきたいという衝動にかられてしまいますが、やはり広く皆様に歌っていただきたいと思います。特に大人の女性のみなさんに・・・。


第1ステージ:女声コーラスしなの 我らが「しなの」の佐原玲子先生の指揮で、Andriessen作曲 Missa Simplexを歌いました。以前抜粋で歌ったことがありますが、今回は全曲歌いました。練習を重ねていく中で、いい曲だなと思えるようになってきたと同時にこれからの課題も見えてきました。今、私たちの持てる力で精一杯歌わせていただきました。

第2ステージ:なにわコラリアーズ 「なにコラ」の皆さんが、全国行脚をされているという’ただたけだけコンサート‘の一環でVol.3.5として男声合唱組曲「尾崎喜八の詩から」を演奏していただきました。長野を愛した詩人、尾崎喜八の想いに応えたいという「なにコラ」さんの思いが溢れる男声合唱の魅力たっぷりのステージでした。


第3ステージ:なにわコラリアーズ 「なにコラ」さん十八番のアラカルトステージ。「なにコラ」さんの魅力たっぷりの楽しいステージで、客席からは笑い、溜息、そして惜しみない拍手が送られました。プログラムには載っていないアンジェラ・アキの「手紙」も歌って下さり、盛り上がりは最高潮に!


第4ステージ:女声コーラスしなの とにかく楽しい時間でした。練習をしていく中で、自分たちの力不足を感じることもありましたが、本番は気持ちよく歌えました。伊東先生の、音楽に歌にそしてこの曲に対する想いや情熱が感じられる指揮、そして言葉ではなんと表現してよいのか悩みますが、水戸先生の心地よいフィット感とホールに響き立つ素晴らしいピアノの音に支えられ、至福のひと時でした。



第5ステージ:なにコラ&しなの 信長先生の作品から、佐原先生の指揮で、「初心のうた」より“とむらいのあとは”と伊東先生の指揮で、長野県合唱連盟委嘱作品「言葉は」をうたいました。人数バランスを考え、「歌い人ごんベ」の女性の皆さんにも応援していただきました。後ろから聞こえてくる安定感抜群の男声に包まれて理性を失うほど?歌いきりました!


合唱界屈指の雨男という異名を持ち、数々のエピソードをお持ちの伊東先生の客演ということで、若干お天気の方が心配でしたが、当日はすっきりとした秋晴れでした。体質改善をしましたからと伊東先生はおっしゃっていましたが、いえいえコンサートに対する私たち「しなの」の情熱が天に届き、雨男に打ち勝ったのだと自負しております。

コンサートを終えて思うことは、”感謝〟の一言に尽きます。客演の先生方、信長先生、「なにコラ」の皆様、「ごんべ」さん、ホールの方々をはじめ陰で支え助けてくださった優秀なスタッフの皆様、家族、友人、そして当日足を運んで下さり、温かい拍手を下さった素晴らしいお客様。本当にありがとうございました。



長野県合唱祭


6月10日(日)まつもと市民芸術館主ホールで 第50回記念 長野県合唱祭 メインコンサートが行われました。

女声コーラスしなののメンバーは各地区のステージ(しなののメンバーが全県にちらばっているため)と
信長貴富作品ステージ、そしてその後の合同演奏に出演しました。
朝から夕方まで、まる一日合唱づけの、とてもステキな一日となりました。(でも疲れた~)
まつもと市民芸術館はすばらしいホールで、まるでウィーンのオペラハウスみたいでした。



信長作品ステージでは信長貴富先生と伊東恵司先生が講評してくださいました。
しなのは「空」と「天空歌」の2曲を歌いました。2人の先生方からお褒めの言葉をいただき大変うれしかったです。

また、11月10日に塩尻のレザンホールで行う“なにわコラリアーズ”としなののジョイントコンサート の宣伝までしていただきました。
その演奏会では、信長先生に委嘱した作品を伊東先生の指揮で初演します!!
練習頑張るぞ~~~!!     (by Emiko)

   





2011年の活動

忘年会

12月16日(金)、岡谷市内某韓国料理店にて、今年度の活動を締めくくる総会と忘年会が行われました。
恒例のパート別の出し物は、メゾが今年の流行に乗って「マルマル・モリモリ」の歌とダンスをノリノリで。
アルトは赤と黒の衣装に身を包み、自慢のボディを生かして(笑)難しいボディパーカッションに挑戦。
ソプラノは、サンタの衣装のキュートなAさんの指揮のもと、鍵盤ハーモニカの合奏をビシッと決めてくれました。

  

来年はますますパワーアップした“しなの”となるに違いない、と思わせる賑やかな忘年会でした。




「諏訪湖畔病院 くるま座コンサート」

11月25日(金)、今年2回目の出前コンサートに行ってきました。
岡谷市内のこの病院には、病院内とは思えない小さいながらも立派なステージを備えた「ざ・くるま座」という名の落ち着いたスペースがあります。
時間になると車椅子に乗った入院患者さんなど大勢集まって下さりました。じっと歌に聴き入り、涙を浮かべている方もいらっしゃいました。
前回のウェルハートさんに続き“湯澤座長”による手遊びコーナーも、会場の皆さんと一緒に楽しくできました。







第68回「岡谷市民音楽祭」


11月3日、毎年恒例のカノラホールでの音楽祭。
今回は、9月の第12回演奏会でのジャズミサを是非もう一度歌いたいということで、再び横内洋子さん(ピアノ)、佐原勇太さん(ギター)、横内諒さん(ドラム)の3名におつき合い願い、ジャズミサより「Gloria」「Agnus Dei」の2曲を歌いました。
広いホールでのびのびと楽しく歌うことができました。



ウェルハートおかや 訪問

10月28日(金)、岡谷市の在宅複合型施設「ウェルハートおかや」さんを訪問し、利用者の皆さんに歌のプレゼントをしてきました。

    
小学唱歌メドレーは、大きな口を開けて一緒に歌って下さる方もあり、
普段はずっと声を出しているという利用者さんが、
じっと静かに聴き入って下さる姿もありました。




第67回南信合唱祭



2011年5月29日(日) 茅野市民館マルチホールにて

今年の南信合唱祭、しなのは主催者側でした。
お正月明け早々の企画構成会議から、事務的な手続き、そして当日の進行…と幹事6団体の皆さんと頑張りました。

とにかく、何が大変だったかと言うと、茅野市民館が初めて使う会館だった事だと思います。「ちょっと迷路の様だった」と言う感想がちらほらと聞こえてきましたから…

だから、しなのも歌うのに不安がありました。どんな響きのホールなのか…
でも、佐原先生が練習でどんなホールでも響かせる発声を指導して下さり、また演奏した曲も八ヶ岳ですでに歌ってある2曲だったため、少し落ち着いて歌えたんじゃないかと思います。

衣装も、黒を基調にしたステージだったのでカラーポロシャツに白パンツで明るく演出しました。
案外と評判良かった?様に思います(笑)

3人の講師をお迎えしてのアトリエや連盟に加入していない茅野の合唱団の方々の演奏も聴けて、盛り沢山な内容で長時間の合唱祭でしたが、楽しかったと思います。

我らが「しなの」の会長みっちゃんのテンポ良く、フレンドリーな司会ぶりも大好評でした。

連盟の合唱団との唯一の交流の場である大切な合唱祭、無事に終わって良かった良かった!!




八ヶ岳合唱の輪コンサートに参加

2011年5月12日 八ヶ岳高原音楽堂にて


リハーサル風景

本番ステージの様子

去る5月12日(木)、長野県南佐久郡南牧村八ヶ岳高原海の口自然郷にある八ヶ岳高原音楽堂で『八ヶ岳合唱の輪コンサート』が開催されました。

この地で17年前に合唱フォーラムが始まり、私たち「しなの」も10年ほど前から有志で参加してきました。広大な大自然の中に立つこのホールは、木造の美しい六角形と大きな窓が特徴で、天候に恵まれた年は正面に八ヶ岳連峰や富士山を眺めながら歌い、その贅沢な空間と時間に浸ったものです。また何より、充実した講師陣が魅力的で、全国から集まった皆さんとともに女声コーラスの楽しさ、奥深さを共有してきました。

そんな中、一昨年にジョイントコンサートの企画が浮上。八ヶ岳高原ロッジの油井さんにコーディネートして頂き、今回3団体によるコンサートが実現した次第です。このフォーラムの総合監修をして頂いている岸信介先生の主宰する舫の会から「こーろ・たまゆら」の皆さん。そして松下耕先生の主宰する耕友会から「Avis Livera」の皆さん。地元長野県から佐原玲子先生率いる私たち「女声コーラスしなの」。栄えある第1回目に、東京の2団体とともに地元長野代表として出演できたことをとても嬉しく思います。


当日はあいにくの雨と風で、大窓からの景観は臨めませんでしたが、このホールの木の温もりと響きを感じながら歌うことと、言葉を客席に届けることに心を配り、20分間のステージを楽しみました。

悪天候の中、遠くから足を運んで下さった皆様に感謝致します。




2010年の活動


10/8(金)諏訪日赤にてロビーコンサート。
ロビーコンサートはしなのにとっては初めての経験でした。吹き抜け解放的なロビーにたくさんのお客様が集まって下さいました。
「ふるさと」「茶摘」などの唱歌から、「ハナミズキ」「風になりたい」などのJポップまで、幅広い年齢の方々に楽しんでいただければ、と歌わせていただきました。
パートごとのコーナーでは、アルトはディズニーのメドレーを振り付きで元気に(写真左)、
メゾは6手連弾のピッタリ息の合った演奏でジブリの曲を2曲(写真中)、
ソプラノはYさんが飛び入りのお客様ケンジさんとデュエットで「旅の夜風」を熱唱しました(写真右)。
会場の皆さんから温かい拍手をいただき、私たちも元気をいただいて帰って来ました。



8/21(土)軽井沢合唱フェスティバル2010 信濃うたまつり「大賀ホール」へ参加。
信長貴富作曲 『万葉恋歌』より 「春の苑」
『思いだすために』より 「種」
信長貴富編曲「未来へ」
以上3曲を演奏しました。大賀ホールは今回で3回目。大好きなホールですが、使いこなすのがなかなか大変でした。
でも、精一杯歌ってきました。なによりゲストの4団体と耕友会の演奏を聴けたことが大きな収穫でした。
特に耕友会の演奏はため息が出るほど素晴らしく圧巻でした。



7/17(土)日本・コソボ国交樹立記念特別演奏会「カノラホール」のMOZART REQUIEMへの参加。
今年のメイン行事でした。昨年夏から練習を始め、今年1月からは合同練習も加わりハードなスケジュールでしたが、
柳沢寿男氏の情熱的な指揮に魅せられ、またダイナミックなオーケストラとの共演は素晴らしい体験でした。



5/23(日)第66回南信合唱祭「辰野町民会館」へ参加。
BOB CHILCOTT 作曲「A Little Jazz Mass」よりKyrieとAgnus Deiを演奏しました。
ジャズミサはまだ練習途中でしたが、団員一同大好きになり、心を込めて歌いました。





2009年新春コーラス・コンサートinウィーン

〈長野県合唱祭inウィーン〉に参加

2009年1月6日 ウィーン楽友協会 大ホールにて

しなのはコンサートのオープニングを飾り、 満席のお客様から温かい拍手をいただきました。


現地でのリハーサル風景



『八木節』 日本のこころを歌う






  




2007年の活動

軽井沢合唱フェスティバルに参加。


・ステージをいただいて歌うことが出来たこと。

・ハンガリーの作曲家オルバーン先生に直接指導いただいたこと。

・数々の実力がある合唱団の演奏を聴くことができたこと。

・台湾の素晴らしい合唱団の演奏を聴き、台湾の合唱曲を台湾語で歌ったこと。
こころ穏やかな、どこか懐かしいいい曲でした。

多くの若い歌人たちに出会い交流できたことは、しなのにとって刺激になり
若いパワーに圧倒されながらもこれからの歌う活動のエネルギーの源になりました。

耕先生・耕友会のみなさん、ありがとうございました。