10/14(月.祝)松本市音楽文化ホールにて大盛況、大好評のうちに終了しました。
普段南信の岡谷を拠点に活動している「しなの」ですので、10年ぶりの松本での演奏会に集客が心配されましたが、
歌声が響き渡り、
3ステージへの衣装チェンジの間、水戸先生が「愛の挨拶」を軽やかに素敵にピアノ演奏してくださり、
3ステージは
終曲まであっという間に歌い終わった感じの3ステージ。
団員みなの頑張りにより友人曰く「すごい人だったよ!」となりました。
1ステージは4月の長崎演奏旅行からのプログラムという事で、歌はもちろん大事だけれど、
ステージにおいては衣装も大事な要素。
「長崎の青い空と白い教会」をお客様に感じて頂けるように、各自が色々な白と青の組み合わせをし、
何度も合わせ直して衣装係さんが大変御苦労されて臨んだステージ。
意図した衣装の色合わせは好評で、衣装係さん良かったね!
1ステージの楽曲は「長崎と信州の団の交流」がテーマの一つ。
お客様は殆どのかたが信州人ですので、
信州の名所や美味しい物が歌詞に出てくる「かぞえうた」が好き!(私も)というお声あり。
もう一つのテーマ「祈り」は丁度、日本被弾協のノーベル平和賞受賞と重なった事もあり、
『あの』職業詩人茨木のり子の詞「わたしが一番きれいだったとき」から、
平和への祈りをより効果的に感じて頂けるよう、
一度後ろを向いて、祈りを込めながら天を仰ぎ、ゆっくり正面へ向き直る、
という動きの演出を入れて「長崎の鐘」の歌唱へ。
ホール全体が平和への祈りにつつまれて…
涙されたお客様も多かったようです。
(実際お帰りの際に、長崎の鐘泣けたね〜、とのお声をたくさん耳にしました)
2ステージ演出の注目は何と言っても最初の入場グループがオルガンのバルコニーに登った事!でしょう。
袖に待機している団員にも客席のどよめきが聞こえました。
バルコニーメンバーがDona〜♪と歌い出し
両袖から輪唱で他のメンバーも舞台へ。
バルコニーからは気持ち良く歌えたそうです。
私も一度やってみたい!
2ステージはアカペラ宗教曲で、楽しい歓呼の気持ちで「In dulci jubilo」を歌いあげ
課題のホルスト「Ave Maria」
8声に分かれてハモるのはとても大変でした。リハーサルでちょっと心配な所もあったりして…
でも本番は何とか上手くいったのではと思います。
ピアニスト水戸見弥子先生からは「まず これに挑戦すること自体がスゴイ!」と言って頂きました。
そこが「しなの」たる所以だと思います。
その水戸先生のピアノ伴奏で3ステージが始まりました。
阪田寛夫作詞 信長貴富作曲の女声合唱曲集「からからと鳴る日々」を演奏。
阪田氏の詩は人生のさまざまなシーンをシンプルながら機微に富んだ言葉で表現されていて、
信長先生の曲がそれを更にイメージしやすくしており、
自分の人生の1ページと重ねながら、「言葉」を大事に、実感を込めて歌えたように思います。
コミカルな感じの曲もあったのですが、
お客様からは「情景が思い浮かぶようで感激しました」という声を頂きました。
1曲目の「老年」がお客様にちゃんと「ろうねん」と聞こえるよう
まず出だしの言葉が課題でしたが、上手く行ったように思います。
最後の音が響きの良いホールに飛んでいった後、
万雷の拍手と「ブラボー」の声(団員の94歳のお父様とのこと)!
本当に本当に嬉しい、お客様の心からの拍手拍手に充実感一杯で終了した演奏会でした。
しかし、そんな感慨に浸る間もなくレセプション係の方々は準備の為にお店に移動!
しなののレセプションを去年初めて経験した私はホントにビックリしました。
あのコンサートを終えた後に、団員達を労い更に楽しませようと次から次へと繰り出される出し物や凝った演出、
これを経験するにはあなたも「しなの」に入るしかない!!
レセプションで佐原先生が「今日は『音楽が出来た』ように思う」
とおっしゃってくださったときは胸にジンと来るものがありました。
指導の佐原玲子先生
ピアノのしもちゃん(下平昭子)
東京からの水戸見弥子先生
全てを束ねる団長のみっちゃん(和田美智子)
色々な場面で下支えをして来たまとめ役の方々
各係で奮闘されていた皆様、
目に見えないところでそれぞれの団員(なかにはご主人様も)
みんなが協力しあって成し遂げられた演奏会です。
「しなの」に関わる全ての方々に拍手を!
そしてご来場くださったお客様方、
心よりの御礼を申し上げます。